マーケティング支援会社とは、企業のマーケティング活動を、戦略設計から施策の実行、改善まで支援する会社です。
依頼できる範囲は、戦略立案、広告運用、MA(マーケティングオートメーション)の導入・活用、コンテンツ制作、インサイドセールス設計など多岐にわたります。
一方で、支援会社によって得意領域や対応範囲は異なります。自社が抱えている課題と支援会社の強みが合っていなければ、期待した成果につながりにくくなります。
本記事では、マーケティング支援会社の種類、選び方の5つのチェックポイント、よくある失敗パターン、目的別のおすすめ16社、費用の考え方、弊社の支援事例まで整理して解説します。
マーケティング支援会社とは?依頼できる業務の範囲
マーケティング支援会社とは、企業のマーケティング活動を、戦略設計から施策の実行、改善まで支援する会社です。
対応範囲は会社によって異なり、特定の施策に特化した会社もあれば、リード獲得から商談化まで横断して支援する会社もあります。
主に依頼できる業務は、次のとおりです。
- マーケティング戦略やKPIの設計
- Web広告やSEOなどによるリード獲得
- コンテンツ制作やオウンドメディア運営
- MAの導入・活用支援
- ナーチャリングや営業連携の設計
- 効果測定と改善
マーケティング支援会社の定義
マーケティング支援会社には、戦略や課題整理を中心に支援する会社、広告運用やコンテンツ制作などの実行を代行する会社、その両方を担う会社があります。
そのため、「マーケティング支援会社」という名称だけでは、実際にどこまで対応してもらえるのかは分かりません。
たとえば、広告運用に特化した会社へ依頼する場合と、KPI設計からMA導入、営業連携まで支援する会社へ依頼する場合では、支援内容も必要な予算も大きく異なります。
まずは、自社がどこまで支援を必要としているのかを整理したうえで、対応範囲が合う会社を選ぶことが重要です。
依頼できる主な業務一覧
マーケティング支援会社へ依頼できる主な業務は、次のとおりです。
| 支援領域 | 具体的な業務内容 |
|---|---|
| マーケティング戦略設計 | 市場調査・競合分析・KPI設計・ターゲット定義・戦略立案 |
| リード獲得施策 | Web広告運用・SEO・展示会支援・ホワイトペーパー制作・ウェビナー設計 |
| コンテンツマーケティング | オウンドメディア運営・記事制作・LP作成・コーポレートサイト改修 |
| MA導入・活用支援 | HubSpot・Account Engagement・Marketoの選定・初期設定・シナリオ設計・運用支援 |
| ナーチャリング設計 | メールシナリオ設計・スコアリング設計・セグメント配信設計 |
| インサイドセールス設計 | IS組織立ち上げ・SLA(マーケティングと営業の引き継ぎルール)設計・トークスクリプト作成 |
| 効果測定・改善 | KPI計測・アクセス解析・ROI算出・改善施策の企画・実行 |
すべての会社がこれらを一括して対応しているわけではありません。
自社の課題がリード獲得にあるのか、獲得後のナーチャリングにあるのか、営業との連携にあるのかによって、必要な支援は変わります。
そのため、会社を比較する前に「どこまでを依頼したいのか」を整理しておくと選びやすくなります。
BtoB企業に特化した支援とは何か
BtoBマーケティングでは、リードを獲得した時点で終わるのではなく、その後の情報提供や営業への引き渡しまで含めて設計する必要があります。
また、BtoBの購買では複数の関係者が意思決定に関わることも多く、認知から受注までの期間も商材によって大きく異なります。
そのため、BtoB企業が支援会社を選ぶ際は、
- どの企業・担当者を狙うのか
- どのようにリードを獲得するのか
- 獲得後にどのような情報を届けるのか
- どの条件で営業へ渡すのか
- 商談や受注までどの指標を追うのか
といった一連の流れを理解しているかを確認することが重要です。
広告やSEOなど一つの施策に強い会社が合う場合もあれば、マーケティングから営業への引き渡しまで横断して設計できる会社が必要な場合もあります。
BtoBマーケティング全体の仕組み化プロセスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
マーケティング支援会社の3つの種類と選び方の前提
マーケティング支援会社は、支援の仕方によって大きく3つに分けられます。
- コンサル型
- 代行型
- コンサル+代行型
どの種類が適しているかは、自社に戦略があるのか、実行する人手があるのか、将来的に内製化したいのかによって変わります。
コンサル型:戦略立案・課題整理を中心に支援
コンサル型は、現状分析、課題整理、ターゲット設定、KPI設計、施策の優先順位づけなど、主に戦略や方針の設計を支援するタイプです。
「何から始めればよいか分からない」「施策は実施しているが、優先順位を整理したい」といった企業に向いています。
一方で、戦略を決めた後の広告運用やコンテンツ制作などは、自社または別の会社が担当する場合があります。
そのため、社内に実行する人員がいない場合は、実行支援まで含まれているかを事前に確認する必要があります。
代行型:施策の実行を外部へ任せる
代行型は、広告運用、SEO記事の制作、SNS運用、ホワイトペーパー制作など、特定の施策の実行を外部へ任せるタイプです。
すでに戦略やKPIが決まっており、「何をするかは決まっているが、実行する人手が足りない」という企業に向いています。
一方で、依頼した施策が自社のマーケティング全体の中でどの役割を持つのかは、発注側でも確認する必要があります。
たとえば、リード獲得を目的に広告運用を依頼しても、獲得後のフォローや営業への引き渡しが決まっていなければ、その後の商談化につながらないことがあります。
コンサル+代行型:戦略設計から実行まで支援
コンサル+代行型は、戦略やKPIの設計から、広告運用、コンテンツ制作、MA運用などの実行までをまとめて支援するタイプです。
社内にマーケティング経験者が少ない場合や、戦略を決めるところから実行まで一緒に進めたい場合に選択肢となります。
会社によっては、MA(マーケティングオートメーション)の導入・活用、インサイドセールスの立ち上げ、営業との引き渡しルールの設計まで対応しています。
一方で、対応範囲が広い分、どの業務を支援会社が担当し、どの判断を社内に残すのかを決めておくことが重要です。
MA導入を含むBtoBマーケティング自動化の進め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
自走化を見据えた支援という選択肢
コンサル+代行型の中には、施策を代行するだけでなく、支援期間中に運用方法や判断基準を社内へ移していくことを重視する会社もあります。
たとえば、
- 定例会で施策の考え方を共有する
- ツールの操作方法を社内担当者へ引き継ぐ
- 設定や判断の理由をドキュメントに残す
- 社内担当者と一緒に施策を実行する
といった支援です。
外部支援を使う期間中に、社内で担える範囲を少しずつ増やしていくことで、支援終了後も運用を続けやすくなります。
すべてを内製化する必要はありません。戦略設計や専門性の高い設定は外部と一緒に行い、日常的な運用は社内で担うなど、役割を分ける方法もあります。
将来的に社内で運用できる状態を目指す場合は、施策の実行だけでなく、ノウハウの共有や引き継ぎまで支援範囲に含まれているかを確認しておくことが重要です。
マーケティング支援会社を選ぶ際の5つのチェックポイント
マーケティング支援会社を選ぶ際は、会社名や知名度だけでなく、自社の課題と支援内容が合っているかを確認することが重要です。
特に確認しておきたいのは、次の5点です。
- 自社の課題と支援会社の得意領域が合っているか
- BtoBの商談化までを設計できるか
- 自社に近い支援実績があるか
- 実際の担当者に専門性があるか
- 自走化・内製化まで見据えた支援があるか
チェックポイント1:自社の課題と支援会社の得意領域が合っているか
まず確認したいのは、自社がどこで困っているのかと、支援会社が得意とする領域が合っているかです。
たとえば、
- リードが少ない
- リードはあるが商談につながらない
- 商談は増えているが受注につながらない
- MAを導入したが運用できていない
- コンテンツを継続して作れない
といった課題では、必要な支援内容が異なります。
リード獲得が課題であれば広告やSEOに強い会社が候補になります。一方、リードは十分にあるものの商談につながっていない場合は、ナーチャリングや営業連携まで設計できる会社のほうが合う場合があります。
依頼前に、「現在どこで止まっているのか」を1文で説明できる状態にしておくと、支援会社との認識を合わせやすくなります。
チェックポイント2:BtoBの商談化までを設計できるか
BtoBでは、リードを獲得した後の設計も重要です。
広告やSEOでリードを増やしても、その後に、
- どのような情報を届けるか
- どのタイミングで営業へ渡すか
- 営業が対応した結果をどう戻すか
- どの指標で改善するか
が決まっていなければ、商談化までつながらないことがあります。
そのため、リード獲得だけでなく、ナーチャリング、営業への引き渡し、インサイドセールスとの連携まで含めて考えられるかを確認します。
デマンドジェネレーションの考え方を整理しておくと、支援会社がどこまで対応できるかを比較しやすくなります。
デマンドジェネレーションの全体設計については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、スコアリングを提案する会社であれば、「なぜその配点なのか」「どの条件で営業へ連携するのか」を確認する方法もあります。
弊社では、受注したリードとそうでないリードの行動を比較し、ロジスティック回帰を用いて配点を検討することがあります。
RFE(Recency・Frequency・Engagement)の設計例では、
- Engagement:0.45
- Recency:0.385
- Frequency:0.165
という重みを使用しています。
また、MQLの条件や営業が優先して確認する対象も、案件ごとに条件を設計します。
これらはSells upの支援で使用している設計例であり、一般的な基準ではありません。
重要なのは、数値そのものではなく、配点や条件をどのような根拠で決めているのかを説明できるかどうかです。
なお、スコアが高いことと購買意欲が高いことは同じではありません。スコアは、営業担当者が確認する対象を絞るための材料として扱います。
チェックポイント3:自社に近い業種・規模の支援実績があるか
自社と近い業種や企業規模の支援経験があるかも確認します。
業界によって、
- 情報収集の方法
- 商談までの期間
- 意思決定に関わる人数
- 有効なチャネル
- 営業プロセス
は異なります。
実績を見る際は、「支援社数」だけではなく、
- どのような課題があったのか
- どの施策を実施したのか
- どこまで支援したのか
- どの指標を見ていたのか
まで確認すると、自社との近さを判断しやすくなります。
公開されている事例だけでは分からない場合は、商談時に近い事例があるか聞いてみる方法もあります。
チェックポイント4:担当者の専門性とコミュニケーションを確認する
会社としての実績だけでなく、実際に担当する人についても確認します。
同じ会社でも、担当者によって経験した業界や得意領域は異なります。
商談時には、
- これまでの支援経験
- 得意な領域
- 使用経験のあるツール
- 関連資格の有無
- 自社の課題をどのように捉えているか
などを確認します。
また、長期的な支援では、相談した内容への返答だけでなく、判断の理由を説明してもらえるかも重要です。
施策を実行してもらうだけではなく、「なぜそうするのか」を共有できる担当者であれば、社内にも考え方を残しやすくなります。
チェックポイント5:自走化・内製化を見据えた支援体制があるか
将来的に社内で運用できる状態を目指すのであれば、支援期間中にノウハウを移してもらえるかも確認します。
たとえば、
- 定例会で施策の考え方を共有する
- ツールの操作方法を社内担当者へ引き継ぐ
- 設定変更の理由を記録する
- 運用ルールやマニュアルを整える
- 社内担当者と一緒に施策を実行する
といった支援です。
すべてを内製化する必要はありません。
専門性の高い設計や初期構築は外部へ任せ、日常的な運用や判断は社内で行うなど、役割を分ける方法もあります。
重要なのは、支援が終わった後に「何も分からない状態」に戻らないことです。
将来的に外部支援の範囲を減らしたい場合は、施策の代行だけでなく、ノウハウの共有や引き継ぎまで支援範囲に含まれているかを確認しておきます。
支援会社選びで失敗する3つのパターン
マーケティング支援会社の選定では、支援会社そのものよりも、依頼の仕方によって成果が出にくくなることがあります。
代表的なのは、次の3つです。
- 施策単位で発注し、全体の流れが整理されていない
- 自社のサービスや営業プロセスを十分に共有していない
- すべてを外部に任せ、社内にノウハウが残らない
パターン1:施策単位で発注し、全体の流れが整理されていない
「まずSEOを始める」「広告を出す」といった施策単位で依頼すると、その施策がマーケティング全体のどこに位置するのかが曖昧なまま進むことがあります。
たとえば、オウンドメディアでアクセスを集めても、資料ダウンロードや問い合わせへの導線が整っていなければ、リード獲得にはつながりません。
同様に、リードを獲得できても、その後のフォローや営業への引き渡しが決まっていなければ、商談化まで進まないことがあります。
支援会社へ依頼する前に、
- 何を改善したいのか
- 今回の施策はどの段階を担うのか
- その後の工程を誰が担当するのか
を整理しておくことが重要です。
パターン2:自社のサービス・営業プロセスを十分に共有しないまま進める
支援会社はマーケティングの専門家でも、自社の商品やサービス、ターゲット、営業プロセスについては、支援開始時点では十分に把握していません。
そのため、必要な情報を共有しないまま施策を始めると、自社の状況と合わない提案になることがあります。
弊社が支援した株式会社日本テレビアート様では、以前に営業代行を利用した際、無形商材であるデザインサービスの内容や強みを十分に伝えきれず、商談化が進みにくい状態がありました。
その後の支援では、最初の約10か月をかけてサービス内容の言語化と市場への届け方を整理し、その後にMeta広告によるリード獲得を開始しています。広告予算は月10万円程度で、多い月には100件を超えるリードを獲得しています。
支援開始前には、少なくとも次の情報を共有しておくと進めやすくなります。
- 自社のサービスが解決する課題
- ターゲットとなる企業や担当者
- これまでの商談でよく出る質問
- 営業が実際に使っている説明や資料
- 受注・失注に至るまでの流れ
パターン3:すべてを外部に任せ、社内にノウハウが残らない
外部支援を使うこと自体が問題なのではありません。
一方で、設定変更、施策の判断、レポートの確認までをすべて外部に任せると、支援が終わった後に社内で運用を続けにくくなります。
特に、
- なぜその施策を選んだのか
- なぜその条件で設定したのか
- どの数値を見て改善したのか
といった判断の部分が共有されていないと、担当者が変わったときに同じ運用を再現できません。
そのため、外部支援を利用する場合でも、
- 定例会で判断の理由を共有する
- ツールの操作方法を社内担当者にも引き継ぐ
- 設定や運用ルールを記録する
- 社内担当者も施策の振り返りに参加する
といった進め方を取り入れることが重要です。
すべてを内製化する必要はありません。専門性の高い部分は外部へ任せながら、日常的な判断や運用は社内に残すなど、役割を分ける方法があります。
支援期間中に社内で担える範囲を少しずつ増やしていくことで、支援終了後も運用を続けやすくなります。
【目的別】マーケティング支援会社おすすめ16社一覧
マーケティング支援会社を選ぶ際は、自社の課題と、各社が得意とする領域を照らし合わせて比較することが重要です。
ここでは、支援内容ごとに16社を分類して紹介します。
BtoB特化・戦略から実行まで一気通貫型
| 会社名 | 特徴・得意領域 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|
| 株式会社Sells up | 戦略設計、リード獲得、MA・SFA導入活用、インサイドセールス立ち上げ、自走化支援まで一気通貫で対応。Salesforce認定資格(Marketing Cloud Account Engagement Specialist)保有。 | 社内にマーケティング経験者が少ない、または体制をゼロから整えたい企業 |
| 株式会社才流 | 独自のメソッドをもとに、BtoBマーケティング、インサイドセールス、法人営業の支援を提供。戦略立案に強みを持つ。 | 戦略設計からマーケティングを見直したい中堅〜大手のBtoB企業 |
| 株式会社イノーバ | BtoBマーケティングとセールス戦略のコンサルティングから実行支援まで対応。コンテンツ制作やオウンドメディア運営にも強みを持つ。 | コンテンツを中心にリード獲得や営業連携を整えたい企業 |
| ワンマーケティング株式会社 | BtoBマーケティングを幅広く支援。MAを中心に、SFAやBIツールを組み合わせたマーケティング基盤の構築にも対応。 | MAを活用しながらマーケティング基盤を整えたい企業 |
MA導入・インサイドセールス設計支援型
| 会社名 | 特徴・得意領域 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|
| 株式会社タービン・インタラクティブ | HubSpotを中心に、マーケティング戦略、Webサイト構築、MA導入・運用支援を提供。 | HubSpotを軸にマーケティング体制を整えたい企業 |
| ClieXito株式会社 | 法人営業のDX支援、インサイドセールス運用、MA導入コンサルティングなどを提供。 | インサイドセールスとMAを組み合わせた商談化の仕組みを整えたい企業 |
| SALES ROBOTICS株式会社 | インサイドセールス支援、BPOサービス、営業活動を支援するクラウドサービスなどを提供。 | インサイドセールスを立ち上げたい、または現在の体制を強化したい企業 |
MA導入支援に特化した会社を比較したい場合は、MA導入支援会社の選定基準と推奨会社でも紹介しています。
Webマーケティング・SEO・コンテンツ支援型
| 会社名 | 特徴・得意領域 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|
| テクロ株式会社 | BtoB企業向けに、オウンドメディア運用、メルマガ、MA運用などを支援。 | オウンドメディアやコンテンツを通じてリード獲得を強化したい企業 |
| 株式会社イントリックス | 製造業やグローバル企業のBtoBマーケティングを支援。Webサイト再構築、コンテンツ制作、デジタルマーケティング戦略、システム基盤構築などに対応。 | 製造業でWebサイトをマーケティング基盤として活用したい企業 |
| 株式会社リーディング・ソリューション | BtoB企業向けに、デジタルマーケティングのコンサルティングや施策支援、Webサイト構築などを提供。 | Webを中心にBtoBマーケティング全般を見直したい企業 |
| シンフォニーマーケティング株式会社 | 製造業を中心としたBtoBマーケティング支援に強みを持ち、MAの選定・導入・運用や人材育成にも対応。 | 製造業でMA活用とマーケティング人材の育成を同時に進めたい企業 |
広告運用・リード獲得支援型
| 会社名 | 特徴・得意領域 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|
| リーグル株式会社 | ターゲティングや顧客接点の構築など、リード獲得領域を中心に支援。IT・テクノロジー分野の支援実績を持つ。 | IT・テクノロジー系のBtoB企業で新規リード獲得を強化したい企業 |
| 株式会社LEAPT | BtoBマーケティングの企画・設計から実行、営業支援まで対応。企業ごとに支援内容を組み合わせて提供。 | 自社の課題に合わせて支援内容を組み立てたい企業 |
コンサルティング・Web解析支援型
| 会社名 | 特徴・得意領域 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|
| 株式会社THE MOLTS | デジタルマーケティング全般を対象に、企業ごとに支援内容を設計。担当者を指名できる仕組みも持つ。 | 担当者の経験や専門性を確認しながら依頼したい企業 |
| 株式会社プリンシプル | Web解析、SEO、広告などのデジタルマーケティング支援を提供。データ分析を起点とした改善に強みを持つ。 | データをもとにWebマーケティングを改善したい企業 |
| B2Bマーケティング株式会社 | 情報発信、リード獲得、案件化、プロセス改善まで幅広く支援。Webコンサルティングやホワイトペーパー制作にも対応。 | Web施策とコンテンツ制作を組み合わせてリード獲得を進めたい企業 |
| キオミル株式会社 | 中小・中堅のBtoB企業を中心に、Web制作、SEO、オウンドメディア運営などを支援。 | 中小・中堅BtoB企業でWebを活用したリード獲得の基盤を整えたい企業 |
Sells upがマーケティング支援会社として選ばれる理由
Sells upでは、戦略設計から施策実行、MA・SFAの導入活用、インサイドセールスの立ち上げ、自走化支援までを一気通貫で支援しています。
支援の特徴は、施策ありきで進めるのではなく、KPIや営業プロセスを整理したうえで、必要な施策を組み立てる点にあります。
- KPI設計から始め、施策と確認する指標を整理する
- リード獲得だけでなく、商談化までを見据えて支援する
- 支援期間中にノウハウを共有し、社内で運用できる範囲を増やしていく
KPI設計から始め、必要な施策を決める
弊社が支援した株式会社CLUE様は、2019年当時、社内にマーケティング経験者がいない状態から取り組みを始めました。
最初に行ったのはツール選定や広告出稿ではなく、KPIの整理です。ターゲット属性に合致するリード数と商談獲得数を主な指標として設定し、そのうえで施策を検討しました。
建設業界の顧客特性を踏まえ、Meta広告やディスプレイ広告などを活用するとともに、LPもサービス機能を中心に説明する構成から、顧客の課題を起点とした構成へ見直しています。
さらに、Account Engagement(MA)とSalesforce(SFA)を連携し、一定の行動条件に該当したリードをインサイドセールスへ連携する仕組みも構築しました。
約5年間の支援を通じて、営業担当者が個別に見込み顧客を探すだけでなく、マーケティング施策から継続的にリードを獲得し、営業へつなげる体制を整えていきました。

日本テレビアート様:サービス整理からリード獲得、営業体制の構築まで支援
株式会社日本テレビアート様では、2020年に新規事業を立ち上げたものの、営業やマーケティングの専任体制がない状態から支援を開始しました。
最初の約10か月は、すぐに広告を始めるのではなく、サービス内容や提供価値を整理し、誰にどのように届けるのかを言語化することから着手しています。
その後、Meta広告によるリード獲得を開始し、サービス資料やLPの作成、コーポレートサイトの改修、コンテンツマーケティングも並行して進めました。
広告予算は月10万円程度で、多い月には100件を超えるリードを獲得しています。
リード数が増えた後は、インサイドセールスチームの立ち上げやトークスクリプトの作成・監修も支援しました。また、定例の勉強会を通じてHubSpotの操作方法やマーケティングの基礎を共有し、社内でも運用できる範囲を広げています。

支援期間中にノウハウを社内へ移す
Sells upでは、施策を代行するだけでなく、支援期間中に考え方や運用方法を社内へ共有することも重視しています。
具体的には、
- 施策を選んだ理由や判断基準の共有
- MA・SFAなどのツール操作の引き継ぎ
- KPIの見方や改善方法の共有
- マーケティングの基礎知識を扱う勉強会
- 運用ルールや手順の整理
などを、必要に応じて支援に組み込みます。
すべてを内製化することを前提にするのではなく、専門性の高い領域は外部を活用しながら、社内で担える業務や判断を増やしていく考え方です。
支援終了後も運用を続けられる状態を見据え、施策の実行と並行してノウハウを残していきます。
マーケティング支援会社に依頼する前に整理すべき3つのこと
マーケティング支援会社へ相談する前に、自社の課題、社内で使えるリソース、外部へ任せたい範囲を整理しておくと、依頼後のミスマッチを減らしやすくなります。
特に確認しておきたいのは、次の3点です。
- 現在どこに課題があるのか
- 社内で誰が判断し、誰が運用するのか
- どこまでを外部へ任せ、どこを社内に残すのか
自社の「現在の課題」を言語化する
最初に、自社が現在どこで困っているのかを整理します。
たとえば、
- 認知やリード獲得が足りない
- リードはあるが商談につながらない
- 商談は増えているが受注率が低い
- MAを導入したものの十分に活用できていない
- 施策は実施しているが、優先順位が定まっていない
といった形です。
課題を整理できると、広告やSEOに強い会社を選ぶべきなのか、ナーチャリングや営業連携まで支援できる会社が必要なのかを判断しやすくなります。
必ずしも一つのフェーズに当てはめる必要はありません。重要なのは、「何を改善するために支援を依頼するのか」を説明できる状態にしておくことです。
BtoBマーケティングを外注する際の判断基準については、BtoBマーケティングを外注する判断基準と注意点でも解説しています。
社内のリソースと意思決定の体制を整理する
外部へ依頼しても、社内側でまったく対応が発生しないわけではありません。
支援会社との打ち合わせ、施策内容の確認、コンテンツの監修、データや顧客情報の共有など、社内で判断しなければならない場面があります。
そのため、依頼前に少なくとも、
- 誰が支援会社との窓口になるのか
- 誰が施策の実施可否を判断するのか
- 営業や他部門との調整を誰が行うのか
- 社内でどの程度の時間を確保できるのか
を確認しておきます。
担当者や意思決定者が曖昧なままだと、支援会社から提案を受けても確認に時間がかかり、施策を進めにくくなります。
「外部へ任せること」と「社内に残すこと」を決める
すべてを外部へ任せる必要も、すべてを内製する必要もありません。
たとえば、
- 戦略設計・KPI設定は支援会社と共同で行う
- 広告運用やコンテンツ制作は外部へ任せる
- MAの日常運用は社内で担当する
- MAのシナリオ設計や初期構築は外部の支援を受ける
- 営業へ渡す条件は社内で決める
といった分け方ができます。
依頼前から細かく役割を決め切る必要はありませんが、「将来的に社内で担いたい業務」と「継続して外部へ任せたい業務」を考えておくと、支援会社も選びやすくなります。
支援会社に依頼しなくてよい場合
マーケティング支援会社への依頼が、常に必要とは限りません。
次のような場合は、まず社内で整理したほうがよいこともあります。
1つ目は、何を改善したいのかが決まっていない場合です。
売上、商談、問い合わせ、既存顧客からの売上など、どの指標を改善したいのかが曖昧なままでは、外部へ依頼しても施策の優先順位を決めにくくなります。
2つ目は、社内に必要な専門性と運用時間がある場合です。
施策を設計できる担当者がいて、実行する時間も確保できるのであれば、内製で進めたほうが合うこともあります。
3つ目は、全面的な外注そのものが目的になっている場合です。
外部支援を使う場合でも、判断まで含めてすべてを任せるのではなく、支援を受けながら自社で担う範囲を整理していく方法があります。
外部支援を利用するかどうかは、「自社だけでは進めにくい部分がどこにあるのか」を基準に判断することが重要です。
「やっているのに成果が出ない」状態から抜け出すために
施策を続けていても商談につながらない、リードを獲得しても営業へうまくつなげられないといった場合は、施策そのものではなく、戦略やKPI、営業との連携方法から見直したほうがよいことがあります。Sells upでは、現在の課題や数値を整理し、どこから改善するかを決めるところから支援しています。
相談してみる →まとめ
マーケティング支援会社は、戦略設計、リード獲得、ナーチャリング、MA導入、インサイドセールス設計など、企業のマーケティング活動を幅広く支援します。
支援会社を選ぶ際は、会社の知名度ではなく、自社の課題と支援会社の得意領域が合っているかを確認することが重要です。
たとえば、リード獲得が課題であれば広告やSEOに強い会社、獲得後の商談化が課題であればナーチャリングや営業連携まで設計できる会社が候補になります。
また、支援を始める前に、
- 何を改善したいのか
- 社内で誰が判断・運用するのか
- どこまでを外部へ任せるのか
を整理しておくと、依頼後のミスマッチを減らしやすくなります。
外部支援を利用する場合も、すべてを任せる必要はありません。専門性の高い領域は外部を活用しながら、日常的な運用や判断は社内に残すなど、自社に合った役割分担を考えることが大切です。
一方で、社内に必要な専門性と運用体制がある場合や、そもそも何を改善したいのかが決まっていない場合は、支援会社への依頼を急がない選択肢もあります。
支援会社ではなくコンサルティング会社を軸に比較したい場合は、BtoBマーケティングコンサル会社の選び方で解説しています。
どこまでを外注し、どの費用感で進めるかを整理したい場合は、外注範囲と費用相場の決め方も参考にしてください。
よくある質問
マーケティング支援会社とは何ですか?
マーケティング支援会社とは、他の企業のマーケティング活動を支援する専門会社のことです。戦略設計・広告運用・SEO・MA導入・インサイドセールス設計など、依頼できる業務は多岐にわたります。BtoB企業の場合、BtoB専門の支援会社を選ぶことが重要です。
マーケティング支援会社の仕事内容は何ですか?
マーケティング支援会社の主な仕事内容は、市場調査・競合分析・戦略設計・Web広告運用・コンテンツ制作・MA(マーケティングオートメーション)導入・リードナーチャリング・インサイドセールス設計・効果測定と改善です。支援会社によって対応範囲は異なるため、自社に必要な領域をカバーしているかを事前に確認することが大切です。
BtoBマーケティング支援会社はどこがいいですか?
BtoBマーケティング支援会社を選ぶ際は、自社の課題フェーズ(リード獲得・ナーチャリング・商談化)と支援会社の得意領域が合っているかを最初に確認することが重要です。加えて、BtoBの商談化フロー全体を設計できるか・自走化支援の体制があるか・担当者の専門性の3点をチェックすることをお勧めします。
マーケティングで有名な会社はどこですか?
大手では電通・博報堂・サイバーエージェントなどが知られています。BtoB特化では株式会社才流・シンフォニーマーケティング・ワンマーケティングなどが実績を持っています。ただし、有名かどうかより自社の業種・規模・課題フェーズに合った支援会社を選ぶことが成果につながります。
マーケティング支援会社に依頼する費用の相場はどのくらいですか?
マーケティング支援会社への依頼費用は、支援範囲と内容によって変わります。戦略設計を中心としたコンサルティングは月額20万〜100万円、広告運用やコンテンツ制作などの実行代行は月額10万〜80万円が目安です。戦略から実行・MA導入まで一気通貫で依頼する場合は月額30万〜150万円で、商談創出まで含む大型の案件では月額300万円規模になることもあります。金額そのものより、その金額に何がどこまで含まれるかを揃えて比較してください。
マーケティング支援会社はBtoC企業でも利用できますか?
はい、多くのマーケティング支援会社はBtoC企業にも対応しています。ただし、BtoB企業の場合は商談化フローが複雑であるため、BtoB専門の支援会社を選ぶことで適切な施策設計が受けられます。BtoCとBtoBでは適した施策・チャネル・KPI設計が大きく異なります。
マーケティング支援会社に依頼して失敗しないためのポイントは何ですか?
失敗を避けるための主なポイントは3つです。まず、施策単位ではなく戦略全体から依頼することです。次に、自社のサービス内容・ターゲット・営業プロセスを支援会社と詳しく共有することです。最後に、自走化・内製化を視野に入れた支援会社を選び、社内へのノウハウ蓄積を意識して進めることです。
