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BtoBマーケティングプロセスとは?戦略設計から受注まで仕組み化する8ステップ

BtoBマーケティングをどこから始めればいいか、一緒に整理します

「マーケティングに取り組みたいが、何から始めればいいかわからない」。 Sells upへのお問い合わせは、多くの場合このようなご相談です。 初回のお打ち合わせでは、現状のヒアリングと優先順位が高いと考えられる施策をお伝えします。

目次

BtoBマーケティングプロセスとは何か

BtoBマーケティングプロセスとは、企業間取引において見込み客の獲得から育成・選別・商談・受注までを一連の仕組みとして設計し、継続的に回し続ける活動のことです。

「BtoBマーケティングを始めたものの、どのプロセスをどの順番で設計すればいいのかわからない」。そうした声を、弊社の支援現場でも頻繁にお聞きします。問題の多くは、施策を個別に実行していても、プロセス全体が機能する仕組みとして設計されていないことにあります。

本記事では、BtoBマーケティングプロセスの定義とBtoCとの違いを整理したうえで、KGI設計からSLA連携・効果測定まで、実務で機能する8ステップを80社以上の支援実績をもとに解説します。

BtoCとの本質的な違い(3点で整理)

ポイントは、

  1. 意思決定者の数
  2. 検討期間の長さ
  3. 購買目的の違い

の3点です。この3つを理解せずにBtoCのマーケティング手法をそのまま転用すると、施策が機能しない原因になります。

なぜなら、BtoBでは担当者・上長・役員など複数の関与者が意思決定に関わり、検討期間も数週間から数ヶ月に及ぶことが多いからです。購買目的も「欲しいから買う」ではなく「業務課題を解決するために導入する」という合理的判断が中心です。

比較項目BtoBBtoC
意思決定者の数複数人(担当者・上長・役員)主に1名
検討期間数週間〜数ヶ月数分〜数日
購買目的課題解決・業務改善欲求・体験・感情
購買金額高額(年間契約が多い)比較的少額

実際に弊社が支援した株式会社ブリューアス様では、BtoCで実績のあったマーケティング手法をそのままBtoBに転用していたことが最大の課題でした。BtoCとBtoBでは購買プロセスの構造が根本的に異なるため、チャネル設計・LP構成・メール配信のすべてを再設計する必要がありました。この違いを早期に認識できるかどうかが、BtoBマーケティング立ち上げの成否を分けます。

プロセス設計が機能しない企業に共通する3つの原因

ポイントは、

  1. 施策を個別に実行している
  2. 営業との接続が設計されていない
  3. KPIが活動量のみで成果に紐づいていない

の3つです。

なぜなら、それぞれの施策が独立して動いている状態では、リードが積み上がっても商談に変換される経路が存在せず、成果計測もできないからです。施策を「点」ではなく「線」として繋ぐ設計が、BtoBマーケティングプロセスの本質です。

具体的には、「広告でリードを獲得したが、その後の育成シナリオがない」「MQLの定義が営業と合意されていないため、ホットリードを渡しても対応されない」「リード数だけを追っていて、商談化率や受注率を計測していない」といった状態が該当します。

以下では、こうした状態を脱するための8ステップを順番に解説します。

BtoBマーケティングプロセスの全体像(8ステップ)

BtoBマーケティングプロセスとは、戦略設計からリード獲得・育成・選別・受注・改善までを一つの循環する仕組みとして設計したものです。

要点は、8つのステップを「戦略設計→リードジェネレーション→ナーチャリング→クオリフィケーション→効果測定」の5つのフェーズとして理解することです。各フェーズが繋がって初めて機能します。

  1. Step.1:KGIとKPIの設計(受注数から逆算してマーケ目標を定める)
  2. Step.2:ターゲット・ペルソナ・ICPの設定(誰に届けるかを2層で設計する)
  3. Step.3:チャネル選定(自社に合ったインバウンド・アウトバウンドを選ぶ)
  4. Step.4:MQL基準の設計(どの状態になったらリードと呼ぶかを定義する)
  5. Step.5:シナリオ設計とコンテンツマッピング(育成の流れをフェーズごとに設計する)
  6. Step.6:MA(マーケティングオートメーション)による自動化(ナーチャリングを仕組み化する)
  7. Step.7:リードクオリフィケーションとトスアップ設計(営業に渡す基準と方法を明文化する)
  8. Step.8:効果測定とPDCA(プロセス全体をKPIで評価し継続改善する)

この8ステップは、リードジェネレーション・ナーチャリング・クオリフィケーションという3つの需要創出プロセスを包含しています。デマンドジェネレーションの3プロセスとの関係を理解すると、各ステップの位置づけがより明確になります。

以下のステップで順を追って解説します。

Step.1〜Step.2:戦略設計フェーズ

戦略設計フェーズとは、施策を選ぶ前に「誰に・何を・どのように届けるか」を定める段階のことです。

ポイントは、

  1. KGIを先に決めてからKPIを逆算する
  2. 企業ペルソナと個人ペルソナの2層でターゲットを設計する

の2点です。この順番を守らないと、施策選定が迷走します。

なぜなら、目標が定まっていない状態で施策を選ぶと「やれそうなことから始める」という手段先行になり、成果との因果関係が測れなくなるからです。

Step.1:KGIとKPIの設計(ゴールから逆算する)

KGI(重要目標達成指標)とKPIの設計とは、受注数という最終目標からマーケティングの各フェーズの数値目標を逆算して定める作業のことです。

具体的には、「年間受注50件」というKGIに対して、商談化率20%なら商談250件、MQL転換率30%ならMQL833件、CV率2%なら月間サイト流入3,500件以上が必要、という形で逆算します。

この逆算設計がないまま「リード数を増やす」という目標だけを追うと、質の低いリードが積み上がり、営業の工数だけが増えて受注につながらないという状態に陥ります。

KGIが決まらないと施策選定が迷走するのはなぜか?

施策は目標から逆算して選ぶべきものです。KGIが定まっていないと「どのチャネルに予算を投じるべきか」「どのKPIを優先すべきか」の判断基準が存在しない状態になります。その結果、担当者の経験や代理店の提案に依存した施策選定になり、プロセス全体として機能しなくなります。

Step.2:ターゲット・ペルソナ・ICPの設定

ICP(Ideal Customer Profile:理想顧客プロファイル)とは、自社の提供価値が最も発揮できる顧客企業の特性を定義したものです。ペルソナとは、その企業の中で実際に接触する担当者・意思決定者の具体的な人物像のことです。

BtoBでは、「企業ペルソナ(業種・規模・フェーズ・導入ツール等)」と「個人ペルソナ(役職・担当業務・抱える課題・決裁構造)」の2層で設計することが必要です。なぜなら、BtoBの購買は担当者が情報収集し、上長が承認し、役員が最終決裁するという多層構造であるため、1つのペルソナでは全員に届くメッセージを設計できないからです。

具体的には、ICPを「従業員数50〜300名・SaaS型BtoBサービスを運営・マーケ担当が1〜2名」と定め、個人ペルソナを「マーケティング責任者(部長クラス)・社長命令でマーケ立ち上げを担当・社内にノウハウがない状態」と設定します。このレベルの解像度があって初めて、メッセージ設計・チャネル選定・コンテンツ企画が精度を持ち始めます。

Step.3〜Step.4:リードジェネレーション(見込み客獲得)フェーズ

リードジェネレーション(Lead Generation)フェーズとは、定義したターゲットへ接触し、見込み客情報を獲得する段階のことです。

ポイントは、

  1. ターゲットの検討フェーズに合わせてチャネルを選ぶ
  2. MQL(Marketing Qualified Lead)の基準を施策実施前に定義する

の2点です。

なぜなら、チャネルを先に選ぶと「リードは獲得できたが受注につながらない」という質の問題が生まれるからです。MQL基準が曖昧なまま施策を評価しようとすると、何をもって施策が成功したかを判断できません。

Step.3:自社に合ったチャネル選定(インバウンド・アウトバウンド)

チャネル選定とは、ターゲットが情報収集する経路と自社の強みを照合し、リード獲得に使う施策を絞り込む作業のことです。

インバウンドチャネル(SEO・コンテンツマーケティング・ウェビナー・ホワイトペーパー)は検討フェーズ中の顧客が自ら情報を探している状態にアプローチします。アウトバウンドチャネル(テレアポ・展示会・Meta広告・リスティング広告)は認知前の顧客にプッシュ型でアプローチします。

どちらが正解というわけではなく、ターゲットが属する業界の検索行動特性によって最適解が変わります。弊社がCLUE様を支援した際に発見したのが、建設業界では検索行動が活発でないという実態でした。そのため、SEO中心のインバウンドではなく、Meta広告・ディスプレイ広告などプッシュ型のアウトバウンドチャネルの方が獲得効率が高いという知見を実務の中で確認しています。業界特性を無視してチャネルを選ぶと、予算を投じても成果が出ない状態が続きます。

リードジェネレーション成功事例と再現ポイントでは、業種別・チャネル別の具体事例を紹介しています。チャネル選定の参考にしてください。

インバウンドとアウトバウンド、どちらを先に始めるべきか?

自社のWebサイトとLP(ランディングページ)のCV(コンバージョン)設計が整っていない段階でアウトバウンドに予算を投じるのは推奨しません。穴の空いたバケツに水を注ぐ状態になるためです。まずLP・コンテンツ・CTA(行動喚起)の整備を優先し、コンバージョン環境を整えてから集客施策に移ることを弊社では推奨しています。

Step.4:MQL基準の設計

MQL(マーケティング資格済みリード)基準の設計とは、「どの状態になったリードを営業に渡してよいか」という判断基準を数値・行動・属性で定義する作業のことです。

MQL基準を定義しないまま施策を運用すると、広告やSEOで獲得したリードがすべて「とりあえず営業に渡す」状態になり、営業が受け取ったリードの質が低いと判断して動かなくなります。これが営業とマーケの対立を生む最大の原因です。

具体的には、「業種・従業員規模がICPに一致している(属性スコア)」かつ「サービスページを3回以上訪問している(行動スコア)」をMQLの最低基準として設定し、合計スコアが一定閾値を超えた場合に営業へ自動連携する設計が実務的です。

Step.5〜Step.6:リードナーチャリング(育成)フェーズ

リードナーチャリング(Lead Nurturing)フェーズとは、獲得したリードに継続的に情報を届け、購買意欲と検討度を高める段階のことです。

ポイントは、

  1. 検討フェーズごとにコンテンツをマッピングする
  2. MA(マーケティングオートメーション)ツールで配信を自動化する

の2点です。

なぜなら、BtoBの検討期間は長く、タイミングの合わないコンテンツを送り続けると配信停止・興味離脱を招くからです。フェーズに合った情報を届けることが、育成の精度を高めます。

Step.5:シナリオ設計とコンテンツマッピング

シナリオ設計とは、リードが認知から購買に至るまでの各フェーズで、いつ・誰に・何を送るかを設計した配信計画のことです。

カスタマージャーニーの各フェーズに対応したコンテンツを準備します。認知フェーズでは課題解決のブログ記事・ホワイトペーパー、比較検討フェーズでは導入事例・ROI試算資料、意思決定フェーズではデモ動画・Q&A資料が有効です。

弊社が株式会社CLUE様を支援した際は、セミナー後のアンケートからお客さまごとの関心トピックを分析し、関心領域に合わせた最適なフォローアップメールを配信する設計を構築しました。「一律配信」ではなく「関心に応じた分岐」がナーチャリングの精度を上げる実務的な取り組みです。

リードナーチャリングの手法と実践手順では、シナリオ設計の具体的なステップを詳しく解説しています。

Step.6:MAツールを活用したナーチャリングの自動化

MAツールによるナーチャリング自動化とは、リードの行動データをトリガーとして、適切なコンテンツを適切なタイミングで自動配信する仕組みのことです。

具体的には、ホワイトペーパーをダウンロードしたリードに対してステップメールを自動配信し、その後のページ閲覧行動に応じてスコアを加算するフローを設計します。MAツールが担う機能は、メール配信の自動化・リードのスコアリング・行動トラッキング・営業へのアラート送信の4つです。

ただし、シナリオ設計が不十分なままMAツールを稼働させると、かえってリードが冷める可能性があります。弊社では、MAツールの導入前に必ずシナリオ設計とMQL基準の合意を完了させることを推奨しています。ツールは設計した仕組みを動かす手段であり、ツールを入れることが目的ではありません。

MAシナリオ設計の完全ガイドでは、シナリオ作成の8ステップとツール別の実装イメージを詳しく解説しています。

Step.7:リードクオリフィケーション(選別)とトスアップ設計

リードクオリフィケーション(Lead Qualification)とは、育成したリードの中から商談化の可能性が高い見込み客を選別し、営業に引き継ぐ判断と実行の仕組みのことです。

ポイントは、

  1. スコアリングで優先度を数値化する
  2. SLAで引き継ぎルールを明文化する

の2点です。この2つが揃って初めて、マーケから営業へのバトンが機能します。

なぜなら、どれだけ質の高いリードを育成しても、「誰が・いつ・どのように営業に渡すか」が決まっていなければホットリードが放置されてしまうからです。競合記事の多くがこの箇所の設計論に踏み込んでいませんが、弊社の支援経験では、ここが最も成果に直結する設計ポイントです。

スコアリングとホットリード判定基準の設定方法

スコアリングとは、リードの属性と行動履歴に点数を付与し、商談化の優先度を数値で可視化する仕組みのことです。

具体的には、属性スコア(業種・役職・従業員規模がICPに一致するほど高得点)と行動スコア(メール開封・資料DL・サービスページ訪問・ウェビナー参加ごとに加算)を組み合わせます。合計スコアが設定した閾値(例:80点)を超えた時点でホットリードと判定し、営業への自動通知を発動させます。

スコアリングの設計で注意が必要なのは、点数の根拠を主観で決めることです。「ウェビナー参加は重要そうだから50点」という感覚的な設定では、営業から信頼されません。弊社では、過去の受注案件の行動履歴を遡り、受注に至ったリードに共通する行動パターンからスコアを設計することを推奨しています。

スコアリング設計の基本と実践手順では、評価軸の設定から閾値設計・失敗パターンまで詳しく解説しています。

SLA(マーケと営業の引き継ぎルール)で営業連携を仕組み化する

SLA(Service Level Agreement)とは、マーケティング部門と営業部門の間で「MQLをいつ・誰が・どのように引き継ぐか」を明文化した合意書のことです。

SLAに含める主な項目は

  1. MQLの定義(スコア基準・属性条件)
  2. 引き継ぎのタイミングと担当者
  3. 営業からのフィードバック方法(MQLが商談化しなかった理由の共有)
  4. フィードバックをもとにMQL基準を改善するサイクル

の4点です。

弊社が支援した株式会社ブリューアス様では、Account Engagement(旧Pardot)のMA運用を改善し、休眠顧客への掘り起こしメール配信で一度失注した大型案件を受注しました。この成果が生まれた背景には、「どのリードにいつアプローチするか」というSLAに相当する基準設計の見直しがあります。スコアリングとSLA設計が機能して初めて、MAが「受注につながる仕組み」になります。

マーケから営業へのトスアップ設計では、SLA設計の具体的な手順と失敗パターンを詳しく解説しています。

Step.8:効果測定・PDCAとプロセスの継続改善

効果測定フェーズとは、BtoBマーケティングプロセス全体をKPI(重要業績評価指標)で定期的に評価し、改善施策を実行し続ける段階のことです。

ポイントは、

  1. 施策単体ではなくプロセス全体のKPIを計測する
  2. フェーズごとの転換率を見てボトルネックを特定する

の2点です。

BtoBマーケティングの主要KPIと計測設計

フェーズ別KPIの計測設計とは、流入から受注までの各フェーズに対して計測指標を設定し、どのフェーズで数値が落ちているかを特定する設計のことです。

フェーズ主要KPI改善施策の方向性
流入フェーズセッション数・CV率LP改善・SEO・広告チャネルの見直し
リード獲得フェーズリード数・CPA(顧客獲得単価)チャネル配分・LP訴求の見直し
MQLフェーズMQL数・MQL転換率スコアリング基準・ナーチャリングシナリオの改善
SQLフェーズ商談数・商談化率SLA・トスアップ基準の見直し
受注フェーズ受注数・受注率・LTV(顧客生涯価値)商談品質・営業プロセスの改善

プロセスが機能しているかを判断する5つのチェックポイント

弊社の支援では、月次レビューで以下の5点を確認することを推奨しています。

  1. KGI・KPIの達成率:目標と実績の乖離を数値で確認しているか
  2. フェーズ転換率の変化:どのフェーズで転換率が落ちているかを特定しているか
  3. MQL品質の営業フィードバック:営業から「渡されたリードの質」についてフィードバックを受けているか
  4. チャネル別CPAの比較:どのチャネルが最も効率よくMQLを獲得しているかを把握しているか
  5. ナーチャリングシナリオの開封率・クリック率:配信コンテンツへの反応を定期的に評価しているか

この5点が月次で確認・共有できている状態がプロセスの自走の基準です。いずれかが計測されていない場合は、その箇所がボトルネックになっている可能性が高いです。

まとめ:BtoBマーケティングプロセスを仕組みとして機能させるために

BtoBマーケティングプロセスの8ステップを整理します。

  • BtoBマーケティングプロセスとは、見込み客の獲得から育成・選別・受注までを一連の仕組みとして設計し、継続的に改善し続ける活動のことです
  • 戦略設計フェーズ(Step.1〜Step.2)は、KGIからの逆算とICPの2層設計が土台です。ここが曖昧なまま施策を始めると成果計測ができません
  • リードジェネレーションフェーズ(Step.3〜Step.4)は、チャネル選定をターゲットの業界特性に合わせること、MQL基準を施策前に定義することが重要です
  • ナーチャリングフェーズ(Step.5〜Step.6)は、検討フェーズに合わせたコンテンツマッピングとMAツールによる自動化が柱です。設計より先にツールを導入することは推奨しません
  • クオリフィケーション・トスアップ(Step.7)は、スコアリングとSLAの設計が競合との最大の差別化点です。ここが設計されていないプロセスは受注に直結しません

弊社の支援先を例にすると、CLUE様は2019年時点でマーケティング経験者が社内に一人もいない状態からスタートし、KPI設計・チャネル選定・LP再設計・MAとSFAの導入・インサイドセールスチームの立ち上げまでを5年間かけて段階的に整備しました。「営業が自分の足で獲得する状態」から「組織的なマーケティング施策でリードを獲得できる状態」への変革は、プロセスを一つひとつ丁寧に設計した結果です。

BtoBマーケティングの概念・意義・市場背景から整理したい方は、BtoBマーケティングの全体設計図もあわせてご覧ください。

Sells upでは、BtoBマーケティングプロセスの設計から施策実行・MA導入支援まで、80社以上の支援実績をもとに伴走します。Salesforce Certified Marketing Cloud Account Engagement Specialist(Salesforce認定マーケティングクラウドアカウントエンゲージメントスペシャリスト)を保有した担当者が、スコアリング設計・SLA構築・シナリオ設計まで一貫してサポートします。「何から始めればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎しています。

FAQ:BtoBマーケティングプロセスについてよくある質問

Q. BtoBマーケティングプロセスとは何ですか?

BtoBマーケティングプロセスとは、見込み客の獲得から育成・選別・商談・受注までを一連の仕組みとして設計し、継続的に改善し続ける活動のことです。各フェーズが連動して機能することで、施策の成果が受注に直結します。

Q. BtoBマーケティングプロセスは何から始めるべきですか?

KGI(受注数・売上目標)の設定と、ターゲット・ICPの定義から始めます。この2つが決まらないと、チャネル選定・コンテンツ設計・KPI設定のすべてが迷走します。施策を選ぶのはその後です。

Q. リードは獲得できているのに商談が増えない場合の原因は何ですか?

主な原因は3つです。

  • MQLの基準が未定義で、質の低いリードが営業に渡っている
  • ナーチャリングシナリオがなく育成が機能していない
  • SLA(マーケと営業の引き継ぎルール)が未整備でホットリードが放置されている

のいずれかです。

Q. MAツールはプロセス設計前に導入すべきですか?

弊社は推奨しません。MAツールは設計した仕組みを動かす手段であり、シナリオ設計・MQL基準・スコアリングが定まる前に導入しても活用できないデータが蓄積されるだけです。プロセス設計と営業との合意を先行させてください。

Q. BtoBとBtoCのマーケティングプロセスはどのように違いますか?

BtoBは意思決定者が複数いる・検討期間が長い・購買目的が課題解決という3点でBtoCと根本的に異なります。そのため、認知から受注まで複数のフェーズにわたる長期的なプロセス設計が必要です。BtoCの手法をそのまま転用すると機能しません。

Q. スコアリングはどのように設計すればよいですか?

属性スコア(業種・役職・従業員規模がICPに一致するほど高得点)と行動スコア(メール開封・資料DL・ページ訪問・ウェビナー参加ごとに加算)を組み合わせて設計します。感覚的な点数設定は営業の信頼を得られないため、過去の受注案件の行動履歴を分析してスコアの根拠を作ることを推奨します。

Q. SLAとは何ですか?BtoBマーケティングで必要な理由は何ですか?

SLA(Service Level Agreement)とは、マーケティング部門と営業部門の間で「どのリードをいつ・誰が・どのように引き継ぐか」を明文化した取り決めのことです。SLAがないとホットリードが放置され、マーケと営業の対立が生まれます。プロセス設計において最も重要な事項の一つです。

Q. BtoBマーケティングプロセスの効果をどのように測定すればよいですか?

フェーズごとにKPIを設定し、流入・CV率・リード数・MQL転換率・商談化率・受注率の順で計測します。どのフェーズで数値が落ちているかを月次で確認し、ボトルネックを特定して改善施策を実行します。施策単体ではなくプロセス全体を評価することが重要です。

BtoBマーケティングをどこから始めればいいか、一緒に整理します

「マーケティングに取り組みたいが、何から始めればいいかわからない」。 Sells upへのお問い合わせは、多くの場合このようなご相談です。 初回のお打ち合わせでは、現状のヒアリングと優先順位が高いと考えられる施策をお伝えします。

株式会社Sells up 代表取締役
武田 大
株式会社AOKIにて接客業を、株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)にて法人営業を経験した後、株式会社ライトアップでBtoBマーケティングを担当。その後、デジタルマーケティングエージェンシーにてBtoBマーケティングの戦略設計/施策実行支援、インサイドセールスをはじめとしたセールスやカスタマーサクセスとの連携を通じたマーケティング施策への転換といった支援を行い、2023年に株式会社Sells upを設立。BtoBマーケティングの戦略設計から施策実行まで一貫して支援した実務経験を持つ。 業界/企業規模を問わずこれまでに約80社以上の支援実績を持つ。Salesforce Certified Marketing Cloud Account Engagement SpecialistおよびTableau Desktop SpecialistのSalesforce認定資格を保有。