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コホート分析でナーチャリングの効果を測る|獲得時期・チャネル別のフェーズ移行率と商談化率を比較する

コホート分析でナーチャリングの効果を測る|獲得時期・チャネル別のフェーズ移行率と商談化率を比較する

「やっているのに成果が出ない」状態から抜け出すために

施策を続けているのに商談が増えない、リードの質が上がらない。 こうした課題の多くは、戦略と施策のつながりが設計されていないことが原因です。 Sells upは現状の分析と改善の優先順位整理から支援します。

目次

「全体の数字」より「グループ別の差」が改善のヒントに

ナーチャリングの効果を測るとき、「全体の商談化率」だけを見ていると「何を改善すべきか」が見えにくいことがあります。

コホート分析は、リードを獲得時期・獲得チャネル・セグメントなどの条件でグループ化し、グループ間の差を比較することで改善のヒントを見つける手法です。

コホート分析で把握できる事柄

コホートの切り口

把握できる事柄

獲得時期別(月・四半期)

「2025年Q1に獲得したリードと2024年Q4に獲得したリードで商談化率に差があるか」→施策変更の効果を時系列で確認できる

獲得チャネル別

「ウェビナー経由リードと展示会経由リードでフェーズ移行率がどう異なるか」→チャネルごとのナーチャリング効率を比較できる

業種・規模別

「IT企業と製造業で商談化までの期間がどう異なるか」→セグメント別のシナリオ設計の根拠になる

シナリオ参加の有無別

「ナーチャリングシナリオに入ったリードと入らなかったリードで商談化率に差があるか」→ナーチャリングの効果を直接検証できる

コホート分析の実施手順

Step1:コホートを定義する

最初に「どの条件でリードをグループ化するか」を決めます。一番始めやすいのは「獲得チャネル別」のコホートです。

Step2:データを抽出する

MAから以下のデータをエクスポートします。

抽出するデータ項目

・リードID
・獲得チャネル(UTMパラメータまたは獲得経路タグ)
・獲得日
・現在のフェーズ
・商談化日(ある場合)
・商談化フラグ(1/0)

Step3:コホート別に集計する

ExcelのピボットテーブルまたはCOUNTIFS関数を使って、コホート別の商談化率・フェーズ移行率を集計します。

獲得チャネル

獲得リード数

90日後商談化率

平均フェーズ移行日数

ウェビナー

85件

18%

42日

ホワイトペーパーDL

124件

14%

58日

展示会

203件

6%

95日

SEO流入

318件

4%

112日

この表から「ウェビナー経由リードは商談化率が高く移行も早い」「SEO流入リードは数が多いが商談化まで時間がかかる」という傾向が読み取れます。これをもとに「ウェビナー参加者へのシナリオを優先的に強化する」という意思決定ができます。

ナーチャリングの効果を直接検証するコホート

「シナリオに入ったリードと入らなかったリード」を比較することで、ナーチャリングそのものの効果を検証できます。

グループ

比較する指標

ナーチャリングシナリオに入ったリード

商談化率・商談化までの日数・MQL達成率を計算する

シナリオに入らなかったリード(対照群)

同じ期間・同じ獲得チャネルで、シナリオに入らなかったリードの同指標を計算して比較する

この比較でナーチャリングシナリオに入ったグループの方が商談化率・MQL率が高ければ、ナーチャリングの効果を定量的に示せます。マルチタッチアトリビューションと組み合わせることで、社内への説明に向けた材料としても使えるデータになります。

まとめ

コホート分析は、リードをグループ化して比較することでナーチャリングの改善ポイントを特定する手法です。

獲得チャネル別のコホートから始め、「どのチャネルのリードが最も効率よく商談化するか」を把握することが最初のステップです。

シナリオ参加の有無でコホートを分けることで、ナーチャリングの効果そのものを検証できます。

「やっているのに成果が出ない」状態から抜け出すために

施策を続けているのに商談が増えない、リードの質が上がらない。 こうした課題の多くは、戦略と施策のつながりが設計されていないことが原因です。 Sells upは現状の分析と改善の優先順位整理から支援します。

株式会社Sells up 代表取締役
武田 大
株式会社AOKIにて接客業を、株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)にて法人営業を経験した後、株式会社ライトアップでBtoBマーケティングを担当。その後、デジタルマーケティングエージェンシーにてBtoBマーケティングの戦略設計/施策実行支援、インサイドセールスをはじめとしたセールスやカスタマーサクセスとの連携を通じたマーケティング施策への転換といった支援を行い、2023年に株式会社Sells upを設立。KGI逆算によるKPI設計・リードスコアリングの統計的設計・営業連携SLAの構築を含むMA活用支援を、業界・規模を問わず80社以上に提供してきた実績を持つ。Account Engagement SpecialistおよびTableau Desktop SpecialistのSalesforce認定資格を保有。