ナレッジ 2025.10.11 最終更新 2026.09.06

SATORI連携の最適解|API・CRM連携の選び方と進め方

この記事を書いた人 武田 大 株式会社Sells up 代表取締役

国産MAツール「SATORI」は、単体でもさまざまなマーケティング施策に活用できますが、自社で利用しているCRM/SFAやチャットツールなどと連携することで、より幅広いデータ活用や業務の効率化が可能になります。

一方、実際に連携を進めるとなると、「どのような連携方法があるのか」「自社にはどの方法が適しているのか」「どのような手順で進めればよいのか」と迷う方も少なくありません。

本記事では、SATORIとの外部ツール連携を検討しているBtoB企業のマーケティング担当者に向けて、連携方法の全体像から具体的な設定手順、連携を進める際に押さえておきたいポイントまで、わかりやすく解説します。連携後にどのようなシナリオで活用するかは、SATORI活用シナリオ全体像で解説しています。

SATORI連携の全体像|連携可能な主要外部サービス

SATORIは、MA上に蓄積した顧客情報や行動データをマーケティング部門だけで利用するのではなく、CRM/SFAをはじめとした外部ツールと連携して活用できます。

外部ツールとの連携で重要なのは、単に複数のシステム間でデータを同期することではありません。たとえば、SATORIで把握したWebサイト上の行動を営業担当者がCRM/SFA上で確認したり、フォームから獲得したリードを営業へすぐに共有したりすることで、マーケティングから営業まで一貫して顧客を追える環境を整えることが目的です。

SATORIでは、主に以下のような外部ツールとの連携を検討できます。

CRM(顧客管理システム)・SFA(営業支援システム)

SATORIとの連携において、特に重要なのがCRM/SFAです。

SATORIには、Webサイトの閲覧やフォーム送信など、マーケティング活動で得られた顧客情報や行動データが蓄積されます。一方、CRM/SFAには、営業担当者によるアプローチ履歴や商談状況、受注情報などが蓄積されます。

両者を連携することで、「どのマーケティング施策に接触した顧客が、その後商談・受注につながったのか」を追いやすくなります。また、SATORIで検知した確度の高いリードをCRM/SFAへ連携し、営業担当者によるアプローチにつなげるといった運用も可能になります。

Sales Cloud

SATORIでは、Sales Cloudとのデータ連携に対応しています。SATORIに登録された見込み顧客の情報やアクション情報をSales Cloudへ連携するだけでなく、Sales Cloudに登録されている見込み顧客情報をSATORIへ連携することもできます。

これにより、マーケティング部門がSATORIで把握した顧客の動きを営業部門へ共有し、営業側が保有している顧客情報をマーケティング施策に活用するといった、双方向のデータ活用がしやすくなります。

kintone

kintoneも、SATORIのデータ連携に対応しているサービスです。SATORIとkintoneを組み合わせることで、マーケティング活動で得られた情報と、営業や顧客管理で蓄積している情報をつなげられます。

たとえば、SATORIで獲得したリードやWeb上の行動をkintoneへ連携し、営業担当者が顧客へのアプローチに活用するといった運用が考えられます。反対に、kintoneで管理している顧客情報をSATORIへ連携し、メール配信やナーチャリングに活用することも可能です。

その他のCRM/SFA

Sales Cloudやkintone以外のCRM/SFAと連携したい場合は、APIやWebhookなどを利用した連携を検討します。

SATORIのWebhookでは、フォームから登録された顧客情報を、Web APIが用意されている外部CRMへ自動的に登録できます。自社独自の顧客管理システムを利用している場合など、標準的なデータ連携だけでは対応できないケースでは、APIを含めて連携方法を設計することが重要です。

チャット・コミュニケーションツール

SATORIとチャットツールを連携することで、マーケティング部門が取得した情報を社内へすばやく共有できるようになります。

たとえば、フォームから問い合わせがあった際に、その情報をチャットツールへ通知する仕組みを構築すれば、担当者がSATORIを常に確認していなくても、新しいリードの発生を把握できます。

SATORIのWebhookでは、連携先のチャットツールにWeb APIが用意されていれば、フォームに登録された情報を外部へ通知できます。そのため、SlackやMicrosoft Teams、Chatworkなど、自社で利用しているコミュニケーションツールとの連携を検討できます。

特にBtoBマーケティングでは、検討度が高まったリードに対して、どれだけ早く営業がアプローチできるかが重要です。MAでリードを検知するだけで終わらせず、社内通知やCRM/SFAへの登録まで自動化することで、マーケティングから営業への引き渡しを効率化できます。

Webサイト・CMS

WebサイトやCMSとの連携は、サイト上で発生した顧客の行動をSATORIに蓄積し、その後のマーケティング施策につなげるために重要です。

たとえば、Webサイトから獲得したリード情報をSATORIで管理し、その後のサイト訪問やコンテンツ閲覧といった行動を蓄積することで、顧客の興味・関心に応じたメール配信やスコアリングなどに活用できます。

WordPressやSTUDIOなどで構築したWebサイトでSATORIを利用する場合も、重要なのは「CMSと連携すること」自体ではなく、Webサイト上で取得したデータをSATORIでどのように活用するかをあらかじめ設計しておくことです。

名刺管理・ウェビナーなどの周辺ツール

SATORIを中心にマーケティングデータを活用する場合は、CRM/SFAだけでなく、名刺管理やウェビナーなど、リード獲得に使用しているツールとの連携も検討します。

たとえば、展示会や営業活動で獲得した名刺情報をSATORIに取り込めるようにすれば、オンラインで獲得したリードだけでなく、オフラインで接点を持った顧客もナーチャリングの対象にできます。Sansanなどの名刺管理サービスに蓄積した情報を活用することで、社内に分散している顧客情報をマーケティング施策につなげやすくなります。

ウェビナーについても、申込者や参加者の情報をSATORIで管理できるようにすることで、開催後のフォローメールやナーチャリングへつなげられます。たとえば、「申し込んだが参加しなかった顧客」「参加した顧客」「参加後にサービスページを閲覧した顧客」などに分け、その後のアプローチを変えるといった設計が考えられます。

SATORIと外部ツールを連携する際は、「連携できるかどうか」だけで判断するのではなく、「どのデータを、どちらのシステムからどちらへ連携し、そのデータを何に利用するのか」まで整理しておくことが重要です。

特にCRM/SFAとの連携では、SATORIから営業へ渡すデータと、営業側からSATORIへ戻すデータをあらかじめ定義しておくことで、マーケティングから商談・受注までのデータを一貫して活用しやすくなります。

SATORIを外部ツールと連携する目的と4つのメリット

BtoBマーケティングにおけるSATORIと外部ツールの連携は、単にシステム間でデータを同期するためのものではありません。MAに蓄積されたマーケティングデータと、CRM/SFAに蓄積された営業データをつなぎ、リード獲得から商談・受注までを一貫して管理できる環境を整えることが重要です。

目的:マーケティングと営業のデータをつなぎ、顧客へのアプローチを最適化する

BtoB企業では、マーケティング部門がSATORIで管理しているリード情報と、営業部門がSalesforceやkintoneなどのCRM/SFAで管理している顧客・商談情報が、それぞれ別のシステムに蓄積されているケースがあります。

こうした状態では、マーケティングと営業の間で必要な情報をスムーズに共有できず、次のような課題が生じます。

  • SATORIで検討度が高まったリードを手作業でCRM/SFAへ登録することで、情報共有に時間がかかったり、入力ミスが発生したりする

  • 営業への情報共有が遅れ、検討度が高まっているタイミングで顧客へアプローチできない

  • マーケティング施策によって獲得・育成したリードが、その後どれだけ商談や受注につながったのかを把握しにくい

SATORIとCRM/SFAなどを連携すれば、マーケティングで取得した顧客情報や行動データを営業へスムーズに引き渡し、その後の商談・受注データもマーケティング施策の評価に活用しやすくなります。

SATORIと外部ツールを連携する目的は、こうしたマーケティングと営業のデータの分断を解消し、顧客の状況に応じて適切なアプローチを行える環境を整えることです。さらに、リード獲得から商談・受注までのデータをつなげることで、マーケティング施策の成果を把握し、データにもとづいて施策や営業活動を改善できるようになります。

メリット1:リード情報の自動連携による機会損失の削減

SATORIで獲得・育成したリード情報を営業部門が利用するCRM/SFAへ自動的に連携することで、検討度が高まったリードを営業へスムーズに引き渡せるようになります。

手作業でデータを転記する運用では、入力作業に時間がかかるだけでなく、転記ミスや対応漏れが発生する可能性があります。SATORI上の顧客情報や行動データをCRM/SFAへ連携する仕組みを構築しておけば、こうした作業を減らしながら、営業が必要な情報を確認できる環境を整えられます。

特にBtoBでは、資料請求や問い合わせ、料金ページの閲覧など、顧客の検討度が高まったタイミングを捉えてアプローチすることが重要です。SATORIで検知したリードを速やかに営業へ連携することで、対応の遅れによる機会損失を防ぎやすくなります。検討度の判定に使うスコアの設計方法は、SATORIのスコアリング設計で解説しています。

メリット2:顧客データの統合によるマーケティング施策の高度化

SATORIとCRM/SFAのデータを連携することで、マーケティングと営業がそれぞれ保有していた情報を組み合わせて顧客を把握できるようになります。

たとえば、SATORIに蓄積されたWebサイトの閲覧履歴やメールへの反応、資料ダウンロードなどの行動データと、CRM/SFAに蓄積された商談履歴や受注・失注情報を組み合わせることで、「どのような属性・行動の顧客が商談や受注につながりやすいのか」を分析しやすくなります。

こうしたデータをセグメントやスコアリング、ナーチャリングシナリオの設計に反映すれば、すべてのリードに同じアプローチを行うのではなく、顧客の属性や検討状況に応じて施策を出し分けられます。営業活動で得られた情報をマーケティング施策へ戻すことで、継続的に施策の精度を高めていくことも可能です。ナーチャリングシナリオの具体的な設計例は、SATORIステップメール設計で解説しています。

メリット3:部門間の情報共有を効率化できる

SATORIとCRM/SFAを連携することで、マーケティング部門と営業部門の間で顧客情報を共有しやすくなります。

システムが分断されていると、営業担当者が「あのリードはどの施策から獲得したのか」「過去にどのようなコンテンツを閲覧しているのか」をマーケティング担当者へ確認したり、マーケティング担当者が営業へ商談状況を確認したりする作業が発生します。また、同じ顧客情報を複数のシステムへ手作業で入力することで、重複登録や更新漏れが起こることもあります。

必要なデータをシステム間で連携しておけば、こうした確認や転記にかかる作業を減らせます。マーケティングは施策の企画や改善、営業は顧客へのアプローチや商談など、それぞれが本来取り組むべき業務に時間を使いやすくなることもメリットです。

メリット4:マーケティング施策の効果を受注まで追いやすくなる

SATORIとCRM/SFAを連携することで、マーケティング施策によるリード獲得から、その後の商談・受注までを一連のデータとして追いやすくなります。

たとえば、ウェビナーやホワイトペーパーで獲得したリードが、その後どれだけ商談化し、最終的にどれだけ受注につながったのかを確認できれば、リード獲得数だけでは分からなかった施策ごとの成果を評価できます。

「リードを多く獲得できた施策」と「実際に売上につながった施策」が同じとは限りません。商談・受注まで含めて施策を評価できる環境を整えることで、成果の高い施策への予算配分や、成果が伸びていない施策の見直しなど、データにもとづいた判断を行いやすくなります。

SATORIの主な連携方法4選|特徴とメリット・デメリット

SATORIと外部ツールを連携する方法は1つではなく、連携するサービスや目的に応じて複数の選択肢があります。それぞれ、対応できるデータや設定の自由度、導入にかかる工数・コストなどが異なるため、自社の運用に適した方法を選ぶことが重要です。

ここでは、SATORIで利用できる代表的な4つの連携方法について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

方法1:公式のデータ連携オプションを利用する

SATORIが提供する「データ連携オプション」を利用して、SalesforceやkintoneなどのCRM/SFAと連携する方法です。個別に連携プログラムを開発する必要がなく、SATORIが提供する機能の範囲内でデータを連携できます。

  • メリット:個別開発と比べて導入や運用の負担を抑えやすく、SATORIが提供するサービスとして利用できる点がメリットです。自社で連携プログラムを保守する必要もないため、開発リソースが限られている企業にも適しています。

  • 注意点:初期費用や月額費用が発生します。また、連携できるデータや項目、連携のタイミングなどは各オプションの仕様によって決まるため、自社独自の複雑な要件には対応できない場合があります。導入前に、自社で連携したい項目や運用方法が対応範囲に含まれているかを確認しておくことが重要です。

方法2:APIを利用して個別に連携する

SATORIが提供するAPIを利用して、自社の要件に合わせた連携プログラムを開発する方法です。標準のデータ連携では対応できないシステムや、自社独自の業務フローに合わせて連携したい場合に選択肢となります。

  • メリット:公式のデータ連携オプションと比べて設計の自由度が高く、自社の要件に合わせて連携するデータや処理を設計できます。既存のCRM/SFAや自社開発のシステムなど、標準連携の対象になっていないシステムとの連携にも活用できます。

  • 注意点:APIの仕様を理解したうえで設計・開発する必要があるため、社内のエンジニアや外部の開発会社など、技術的なリソースが必要です。また、初期開発だけでなく、SATORIや連携先システムの仕様変更に合わせた改修や保守も考慮しておく必要があります。

方法3:Webhookを利用して外部サービスへ通知する

Webhookを利用し、SATORIで特定のアクションが発生した際に、外部サービスへ情報を送信する方法です。たとえば、フォームから問い合わせがあった際に、その情報をCRMへ登録したり、チャットツールへ通知したりする仕組みを構築できます。

  • メリット:アクションの発生を起点として外部サービスへ情報を送信できるため、即時性が求められる連携に適しています。問い合わせや資料請求などが発生した際に営業へ通知するなど、顧客への迅速なアプローチにつなげることができます。

  • 注意点:Webhookは基本的にSATORIから外部サービスへ情報を送るための仕組みであり、APIを利用した連携とは用途が異なります。また、連携先がWebhookで送信されたデータを受け取れる仕様になっている必要があり、サービスによっては受信側で設定や開発が必要です。

方法4:iPaaSなどの連携ツールを利用する

iPaaS(Integration Platform as a Service)などのデータ連携ツールを介して、SATORIと外部サービスを連携する方法です。APIを利用した個別開発を行わず、ノーコード・ローコードで複数のクラウドサービスをつなげられることが特徴です。

  • メリット:個別に連携プログラムを開発する場合と比べて、開発工数を抑えながら連携環境を構築できます。条件分岐やデータ変換などに対応したサービスもあり、複数のSaaSを組み合わせて利用している企業では、連携の選択肢を広げられます。

  • 注意点:利用するiPaaSの料金が別途発生するほか、SATORIと連携先サービスのAPI仕様や、iPaaS側の対応状況によって実現できる範囲が異なります。複雑な処理や大量のデータを扱う場合は、iPaaSだけでは要件を満たせない可能性もあるため、事前に連携要件を整理したうえで適したサービスを選ぶ必要があります。

自社に合ったSATORIの連携方法を選ぶポイント

SATORIの連携方法を選ぶ際に、「設定が簡単そうだから」「費用を抑えられるから」といった理由だけで決めてしまうと、導入後に「必要なデータを連携できない」「想定していた運用を実現できない」といった問題が生じる可能性があります。

連携方法によって、対応できるデータや連携のタイミング、設定の自由度、必要な開発工数などは異なります。そのため、現在の要件だけでなく、実際の運用方法まで考慮したうえで選ぶことが重要です。

自社に適した連携方法を選ぶ際は、「連携する目的」「自社のリソース(技術力・予算)」「将来的な拡張性」の3つの観点から検討するとよいでしょう。

連携方法選定フレームワーク(比較表)

まずは、4つの方法を客観的に比較してみましょう。

連携方法

コスト感

実装難易度

柔軟性・拡張性

リアルタイム性

運用保守負荷

公式データ連携

中〜高

低

中

中〜高

低(公式サポート有)

APIカスタム連携

高

高

高

高(設計次第)

高(要開発リソース)

Webhook連携

低〜中

中

中〜高

高(即時通知)

中

iPaaS連携

低〜中

低〜中

中(ツール依存)

中〜高

中(プラットフォーム依存)

利用シーン別に見るSATORIの連携方法

ここまで紹介した各連携方法の特徴を踏まえ、想定される利用シーンごとに適した連携方法を紹介します。

シナリオ1:Salesforceやkintoneとのデータ連携が目的で、社内にエンジニアがいない場合

  • 推奨:公式データ連携オプション

  • 理由:Salesforceやkintoneとの連携が主な目的であれば、まずはSATORIが提供する公式のデータ連携オプションを検討するとよいでしょう。個別に連携プログラムを開発する必要がないため、社内にエンジニアがいない場合でも導入しやすく、開発後の保守にかかる負担も抑えられます。ただし、連携できるデータや項目などはオプションの仕様によって決まるため、自社の要件を満たせるか事前に確認することが重要です。

シナリオ2:自社独自の業務フローに合わせて連携したい場合

  • 推奨:APIを利用した個別連携

  • 理由:公式のデータ連携オプションでは対応できない要件がある場合は、APIを利用した個別連携が選択肢となります。自社の業務フローに合わせて、連携するデータや処理のタイミングなどを設計できる点がメリットです。一方で、設計・開発だけでなく、その後の保守にも技術的なリソースが必要になるため、開発体制や予算を確保できるかも含めて判断する必要があります。

シナリオ3:問い合わせなどの発生をすぐに営業へ通知したい場合

  • 推奨:Webhook連携

  • 理由:SATORI上で発生したアクションを起点に外部サービスへ情報を送りたい場合は、Webhookが適しています。たとえば、フォームから問い合わせがあった際に、その情報を外部サービスへ送り、営業担当者への通知につなげるといった活用が考えられます。まずは通知によって営業への情報共有を効率化し、必要に応じてCRM/SFAとのデータ連携へと広げていく方法もあります。

シナリオ4:複数のクラウドサービスとの連携を小規模に始めたい場合

  • 推奨:iPaaSなどの連携ツール

  • 理由:複数のクラウドサービスを利用しており、個別開発の工数を抑えながら連携を試したい場合は、iPaaSなどの連携ツールが選択肢となります。利用するサービスによっては、画面上の設定を中心に連携フローを構築できるため、マーケティング部門が主体となって進めやすい点もメリットです。ただし、SATORIや連携先サービスへの対応状況、実現できる処理、データ量の上限などはiPaaSによって異なるため、導入前に確認が必要です。

【ツール別】SATORIとの連携方法と具体的な活用例

ここからは、SATORIと主要な外部ツールを連携する方法について、ツールごとに解説します。具体的な連携手順に加えて、どのようなデータを連携できるのか、BtoBマーケティングや営業活動でどのように活用できるのかも紹介します。

CRM/SFAとの連携(Salesforce・kintoneなど)

連携の概要

SATORIとCRM/SFAを連携することで、マーケティング部門が保有するリード情報や行動データと、営業部門が保有する商談・受注データをつなげられます。

SATORIで獲得・育成したリードを営業へスムーズに引き渡すだけでなく、その後の商談や受注結果をマーケティング施策の評価や改善に活用できる点が、CRM/SFA連携の大きなメリットです。

具体的な連携手順の例

Salesforceとの連携(公式のデータ連携オプションを利用する場合)

  1. SATORIのSalesforceデータ連携オプションを申し込みます。

  2. Salesforce側で、SATORIとの連携に必要な権限や設定を確認します。

  3. SATORIとSalesforceを接続するために必要な設定を行います。

  4. SATORIとSalesforceのどの項目を連携するのかを決め、データの紐付けを設定します。

  5. データの登録・更新条件や重複データの扱いなどを確認し、テストを行ったうえで運用を開始します。

特に重要なのが、連携する項目とデータの更新ルールです。たとえば、会社名や部署、役職などの情報をSATORIとSalesforceの双方で更新する場合、「どちらのデータを正とするのか」を決めておかなければ、意図しないデータの上書きが発生する可能性があります。設定を始める前に、各項目の管理元を明確にしておくことが重要です。

kintoneとの連携(公式のデータ連携オプションを利用する場合)

  1. SATORIのkintoneデータ連携オプションを申し込みます。

  2. kintone側で、SATORIと連携する顧客管理などのアプリを確認します。

  3. SATORIとkintoneを接続するために必要な設定を行います。

  4. SATORIとkintoneで連携する項目を決め、データの紐付けを設定します。

  5. データの登録・更新条件を確認し、テストを行ったうえで運用を開始します。

kintoneは企業によってアプリやフィールドの構成が異なるため、連携設定を行う前に「どのアプリの、どの情報をSATORIで利用するのか」を整理しておく必要があります。

なお、実際の設定方法や連携できる項目、データの更新タイミングなどは、契約内容やサービスの仕様によって異なります。導入時はSATORIの最新の仕様やマニュアルを確認してください。

また、公式のデータ連携オプションでは対応できない要件がある場合は、APIなどを利用した個別連携を検討します。

活用例:マーケティングと営業のデータをつなぎ、商談につなげる

CRM/SFAとの連携は、SATORIから顧客情報を転送するだけではなく、営業がアプローチするタイミングや優先順位を判断するためにも活用できます。

  • 顧客情報・行動データを営業へ共有する:SATORIで取得したWebサイト上の行動やスコアなどをCRM/SFA側で確認できるようにすることで、営業担当者が顧客の興味・関心を把握したうえでアプローチしやすくなります。

  • 営業が対応すべきリードの優先順位を明確にする:すべてのリードへ同じようにアプローチするのではなく、SATORI上のスコアや行動をもとに検討度の高いリードを抽出し、営業へ引き渡す仕組みを構築します。営業担当者は、優先度の高い顧客からアプローチできるようになります。

  • 営業活動の結果をマーケティング施策へ反映する:商談化や受注、失注といった営業活動の結果をマーケティング側でも活用できるようにすることで、「どのようなリードが商談・受注につながったのか」を分析できます。その結果をスコアリングやMQLの条件、ナーチャリング施策の見直しに活用できます。

CRM/SFAとの連携をさらに活用する方法

SATORIとCRM/SFAを連携する目的は、データ入力や情報共有を効率化することだけではありません。マーケティングと営業のデータを相互に活用することで、これまで実施できなかった施策につなげることもできます。

たとえば、次のような活用方法が考えられます。

  1. 失注理由に応じた再ナーチャリング

    CRM/SFAに登録された失注情報をマーケティング側でも活用できるようにし、失注理由に応じてその後のアプローチを変えます。

    たとえば、「予算が合わなかった」「導入時期がまだ先だった」といった理由で失注した顧客は、商品やサービスそのものへの関心がないとは限りません。予算が理由であれば次年度の予算策定時期、導入時期が理由であれば検討再開が想定される時期に合わせて、関連するコンテンツを届けるといった施策が考えられます。

    失注した時点でマーケティング対象から外すのではなく、営業活動で得られた情報をその後のナーチャリングに活用することで、再商談の機会をつくりやすくなります。

  2. ABMにおける営業アプローチへの活用

    ターゲット企業のWebサイト上の行動をSATORIで把握し、その情報をCRM/SFA上の企業情報や商談情報と組み合わせることで、ABM(アカウントベースドマーケティング)にも活用できます。

    たとえば、ターゲット企業から特定のサービスページへの訪問が増えている場合、その企業の関心が高まっている可能性があります。こうした変化を営業担当者が把握できれば、過去の商談履歴や接点と照らし合わせながら、アプローチするタイミングや内容を検討できます。

SATORIからCRM/SFAへ情報を渡して終わるのではなく、営業活動で得られた情報を再びマーケティング施策へ反映する。この循環をつくることで、マーケティングと営業の双方が同じデータを活用しながら、継続的に施策を改善できるようになります。

チャットツールとの連携(Slack・Microsoft Teamsなど)

連携の概要

SATORIのWebhookを活用することで、SATORIで取得した情報をSlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールへ通知する仕組みを構築できます。

たとえば、資料請求や問い合わせなど、営業が早めに対応したいアクションが発生した際に、営業担当者が利用しているチャットへ通知します。担当者がSATORIを常に確認しなくても顧客の動きを把握できるようになるため、マーケティングから営業への情報共有を効率化できます。

具体的な連携手順(Webhookを利用する場合)

  1. チャットツール側で通知を受け取る環境を準備する

    SlackやMicrosoft Teamsなど、連携先のチャットツール側で外部サービスから情報を受け取れるように設定します。必要な設定や利用できる機能はサービスによって異なるため、各サービスの最新の仕様を確認してください。

  2. SATORI側でWebhookを設定する

    SATORIでWebhookによる外部サービスへの連携を設定し、通知する情報や連携先を指定します。たとえば、資料請求や問い合わせなど、営業への共有が必要な顧客情報を外部へ送信する仕組みを構築します。

  3. 通知内容を設計する

    営業担当者が通知を見ただけで次の対応を判断できるよう、氏名や企業名、問い合わせ内容など、必要な情報を整理します。単に「リードが発生しました」と通知するのではなく、営業活動に必要な情報を確認できる状態にしておくことが重要です。

  4. テストを行ってから運用を開始する

    本番運用を始める前に、想定した情報が正しくチャットツールへ送られるかを確認します。あわせて、不要な通知が大量に発生しないか、必要な担当者へ通知されているかも確認しておきます。

活用例:顧客のアクションを営業へすばやく共有する

チャットツールとの連携が特に有効なのは、顧客のアクションを営業へすばやく共有したい場合です。

たとえば、資料請求や問い合わせなどが発生した際に、その情報を営業チームが利用するSlackやMicrosoft Teamsへ通知する仕組みを構築します。通知を受けた営業担当者は、顧客情報や問い合わせ内容を確認し、必要に応じて電話やメールでアプローチできます。

BtoBでは、顧客の検討状況は時間とともに変化します。関心が高まっているタイミングで営業へ情報を共有できれば、対応が遅れて商談機会を逃すリスクを抑えられます。

ただし、通知の数を増やせばよいわけではありません。営業への通知が多すぎると、重要な情報がほかの通知に埋もれてしまいます。「どのような顧客のアクションを営業へ通知するのか」をあらかじめ決め、営業が対応すべき情報に絞って連携することが重要です。

Webサイト・CMSとの連携(ferret One・WordPressなど)

連携の概要

WebサイトやCMSとSATORIを連携することで、サイト上で取得した顧客情報や、ページ閲覧などの行動データをSATORIで管理・活用できるようになります。

Webサイトは、BtoBマーケティングにおける重要な顧客接点のひとつです。サイトへの訪問や資料ダウンロード、問い合わせなどの情報をSATORIに蓄積することで、その後のメール配信やスコアリング、ナーチャリングなどにつなげられます。

具体的な連携手順の例

ferret Oneとの連携

ferret OneとSATORIを連携する場合は、それぞれのサービスで必要な設定を行い、Webサイト上で取得した情報をSATORIでも活用できる環境を整えます。

  1. SATORI側で連携に必要な情報を確認します。

  2. ferret One側の外部サービスに関する設定を行い、SATORIとの連携に必要な情報を登録します。

  3. 必要に応じて、Googleタグマネージャーなどを利用してSATORIの計測タグをWebサイトに設置します。

  4. フォームから取得した顧客情報やWebサイト上の行動をSATORIで確認できる状態になっているかテストします。

実際の設定項目や手順は、ferret One・SATORI双方の仕様や契約内容によって異なる可能性があるため、導入時には最新のマニュアルを確認してください。

WordPressとの連携

WordPressで構築したWebサイトでは、SATORIの計測タグを適切に設置することで、サイト上の行動データをSATORIで計測できるようにします。

タグの設置方法としては、Googleタグマネージャーを利用する方法や、WordPress側でタグを設置する方法などがあります。どの方法を選ぶ場合でも、設置後は対象ページで正しく計測できているかを確認することが重要です。

フォームについては、WordPressで利用しているフォームの仕組みによって対応方法が異なります。SATORIのフォームをWebサイトに設置する方法のほか、既存のフォームを継続して使用する場合は、フォーム側の仕様に応じてSATORIへ顧客情報を連携する方法を検討します。

活用例:Webサイト上の行動をナーチャリングやコンテンツ改善に活かす

WebサイトとSATORIを連携するメリットは、フォームから取得した顧客情報を蓄積できることだけではありません。Webサイト上の行動データをマーケティング施策に活用できる点も重要です。

たとえば、資料をダウンロードした顧客が、その後どのようなページを閲覧しているのかを確認することで、興味・関心や検討状況を把握するための材料にできます。特定のサービスページや料金に関するページを何度も閲覧している場合は、スコアリングや営業への情報共有に活用するといった運用も考えられます。

また、SATORIに蓄積した行動データを確認することで、どのコンテンツが顧客に閲覧され、その後の資料請求や問い合わせにつながっているのかを分析しやすくなります。その結果をもとに、CMS側でLPの訴求内容や導線、フォームなどを見直し、Webサイトの改善につなげることも可能です。

WebサイトとSATORIを連携する際は、「データを取得できる状態にする」ことを目的にするのではなく、取得したデータをスコアリングやナーチャリング、営業連携、コンテンツ改善のどこで活用するのかまで決めておくことが重要です。

SATORI連携を進める5つのステップ

SATORIと外部ツールの連携は、単にシステム同士を接続してデータを同期すれば完了するものではありません。どのデータを連携するのか、連携したデータをマーケティングや営業でどのように活用するのか、その後どのように運用していくのかまで含めて設計する必要があります。

こうした整理が不十分なまま設定を進めると、連携そのものはできても、必要なデータが取得できなかったり、現場の運用に合わず活用されなかったりする可能性があります。そのため、実際の設定に着手する前に、目的や要件、データの管理方法、運用ルールなどを整理しておくことが重要です。

ここからは、SATORIとCRM/SFAをはじめとした外部ツールとの連携を進める際の流れを、5つのステップに分けて解説します。

Step.1:目的とゴールを設定する(KGI・KPIの明確化)

Step.1では、「何のためにSATORIと外部ツールを連携するのか」「連携によってどのような状態を実現したいのか」を明確にします。

SATORIとCRM/SFAなどを連携する際に、最初から「Salesforceと連携したい」「APIでデータを同期したい」といった連携方法から検討を始めるのはおすすめできません。目的によって、連携すべきデータや連携の方向、タイミング、適した連携方法が変わるためです。

たとえば、SATORIで検知したホットリードへの対応を早めることが目的であれば、顧客情報やスコア、直近の行動などを営業側へすばやく共有できる仕組みが必要です。一方、マーケティング施策のROIを把握することが目的であれば、SATORIからCRM/SFAへデータを渡すだけでは不十分です。CRM/SFAで管理している商談や受注の情報もマーケティング側で確認できるようにし、リード獲得から受注までを追える状態を整える必要があります。

そのため、まずは目的を具体化し、その達成度を判断するためのKGI・KPIを設定します。単に「マーケティングと営業を連携する」「業務を効率化する」とするのではなく、たとえば次のように、連携後の状態を具体的に定義します。

  • リードの発生から営業担当者への共有までにかかる時間を短縮する

  • MQLとして抽出したリードに対する営業の初回対応率を高める

  • 手作業によるCRM/SFAへの顧客情報の登録・更新を削減する

  • マーケティング施策ごとの商談数・受注数・受注金額を把握できるようにする

  • CRM/SFAに蓄積された商談・失注情報をナーチャリングやスコアリングの改善に活用する

目的とKPIが明確になれば、「どのシステムから、どのデータを、どのシステムへ連携する必要があるのか」も整理しやすくなります。その結果、公式のデータ連携オプションで対応できるのか、APIによる個別連携が必要なのか、Webhookで十分なのかといった技術的な判断にもつなげられます。

また、目的とゴールはマーケティング部門だけで決めるのではなく、営業部門や情報システム部門など、連携後の業務に関わる部門と認識を合わせておくことも重要です。マーケティング側では必要だと考えているデータでも、営業側では活用されない場合や、情報システム側のセキュリティ・システム要件によって実現方法が制限される場合があります。

最初の段階で関係者が「何を実現するためのSATORI連携なのか」を共有しておくことで、その後の要件定義や連携方法の選定、運用ルールの設計を一貫した方針で進めやすくなります。

Step.2:要件定義とデータ設計

Step.2では、Step.1で設定した目的やKPIをもとに、「どのデータを」「どちらのシステムからどちらへ」「どのタイミングで」「どのような条件で連携するのか」を具体化します。

SATORIとCRM/SFAを接続できたとしても、必要なデータが連携されていなかったり、古い情報で上書きされたりすれば、マーケティングや営業の現場では活用できません。そのため、実際の設定や開発に入る前に、データ連携の要件を整理しておくことが重要です。

データ項目の洗い出し

まずは、連携する必要があるデータを洗い出します。氏名、メールアドレス、会社名、部署、役職などの基本情報だけでなく、SATORIに蓄積された行動データやスコア、タグなども含め、Step.1で設定した目的を達成するために必要な項目を整理します。

たとえば、SATORIで検知したホットリードを営業へ引き渡すことが目的であれば、顧客の基本情報に加えて、スコアや直近の行動など、営業がアプローチの優先順位を判断するための情報が必要です。一方、マーケティング施策のROIを把握することが目的であれば、CRM/SFA側の商談ステータスや受注金額などをマーケティング施策と紐づけられる設計が必要になります。

データの連携方向とタイミングの設計

次に、それぞれのデータをどちらのシステムからどちらへ連携するのかを決めます。

たとえば、SATORIで取得したWeb上の行動やスコアはCRM/SFAへ、CRM/SFAで管理している商談状況や受注・失注情報はマーケティング側で活用できるようにするといった設計が考えられます。

あわせて、データを連携するタイミングも決めます。問い合わせや資料請求など、営業がすぐに対応したい情報は即時性が求められる一方、分析に利用するデータであれば一定の間隔で連携しても問題ない場合があります。すべてのデータを同じ方法・頻度で連携するのではなく、利用目的に応じて設計することが重要です。

項目のマッピング

連携するデータが決まったら、SATORIと連携先システムのどの項目を紐づけるのかを定義します。

たとえば、SATORIの会社名や部署、役職といった項目を、Salesforceやkintoneのどの項目へ登録するのかを一つずつ整理します。このとき、項目名だけでなく、データ形式や入力ルールまで確認しておくことが重要です。

同じ「会社名」という項目でも、システムによって法人格の表記方法が異なっていたり、選択式と自由入力式でデータ形式が異なっていたりすることがあります。こうした違いを確認せずに連携すると、データが正しく登録されなかったり、同じ企業が別の企業として扱われたりする原因になります。

データの更新・重複ルールの設計

さらに、「同じ顧客がすでに登録されていた場合にどうするか」「SATORIとCRM/SFAで異なる情報が登録されていた場合にどちらを優先するか」といった更新ルールも決めておきます。

特にメールアドレスや企業を識別する情報など、名寄せに利用する項目をあらかじめ定義しておくことが重要です。重複判定の基準が曖昧なまま連携を開始すると、1人の顧客が複数のレコードとして登録されたり、反対に別の顧客が同一人物として処理されたりする可能性があります。

データの不整合を防ぐために「どのシステムの情報を正とするか」を決める

SATORIとCRM/SFAを連携する際に、特に注意したいのがデータの不整合です。

たとえば、同じ顧客について、SATORIには「営業部」、CRM/SFAには「マーケティング部」と登録されていた場合、どちらの情報を正しいものとして扱うのかを決めていなければ、データ連携のたびに情報が上書きされたり、担当者によって参照する情報が異なったりする可能性があります。

こうした問題を防ぐためには、項目ごとに「どのシステムのデータを正とするのか」を決めておくことが重要です。

たとえば、次のように整理します。

  • 顧客の基本情報:CRM/SFAを正とする

  • 商談ステータス・受注金額・失注理由:CRM/SFAを正とする

  • Webサイト上の行動データ:SATORIを正とする

  • スコアやマーケティング施策に関する情報:SATORIを正とする

ただし、どのシステムを正とするべきかは、自社のデータ管理や業務フローによって異なります。重要なのは、「CRM/SFAを正にする」と一律に決めることではなく、項目ごとにデータの管理元を明確にすることです。

ここまで整理すると、公式のデータ連携オプションで要件を満たせるのか、APIによる個別開発が必要なのか、Webhookで特定の情報だけを連携すればよいのかといった判断もしやすくなります。

SATORI連携では、システムを接続することよりも、その後も正しいデータを維持しながら運用できる状態をつくることが重要です。Step.2でデータの項目・方向・タイミング・更新ルールまで整理しておくことで、後工程での手戻りやデータの不整合を防ぎやすくなります。

Step.3:連携方法を選定し、実装・テストを行う

Step.3では、Step.2で整理した要件とデータ設計をもとに、SATORIと外部ツールをどの方法で連携するかを決定し、実装とテストを行います。

SATORIとの連携方法には、公式のデータ連携オプション、APIによる個別連携、Webhook、iPaaSなどがあります。単純に導入しやすい方法を選ぶのではなく、連携するデータの種類や方向、即時性、データ量、必要な処理、開発・保守体制などを踏まえて選定することが重要です。

たとえば、Salesforceやkintoneとの連携で公式のデータ連携オプションの仕様が自社の要件を満たしている場合は、個別開発を行わずに公式オプションを利用する方法が候補になります。一方、独自のCRM/SFAや基幹システムと連携する場合や、標準機能では実現できない処理が必要な場合は、APIによる個別開発を検討します。

問い合わせなどの発生を起点として外部サービスへ情報を送りたい場合はWebhook、複数のクラウドサービスを比較的少ない開発工数でつなぎたい場合はiPaaSが候補になります。

重要なのは、「使える連携方法」から選ぶのではなく、Step.2で定義した要件を満たせる方法を選ぶことです。

実装・設定

連携方法を決定したら、実際の設定や開発を進めます。

公式のデータ連携オプションであれば、SATORIと連携先の認証や項目のマッピング、データの登録・更新条件などを設定します。APIによる個別連携であれば、SATORIと連携先それぞれのAPI仕様を確認し、Step.2で設計したデータフローに沿って連携プログラムを開発します。

WebhookやiPaaSを利用する場合も同様に、「どのアクションを起点にするのか」「どのデータを送るのか」「受け取ったデータを連携先でどのように処理するのか」を設定します。

この段階では、本番環境でいきなり大量のデータを連携するのではなく、まずは対象を限定して動作を確認できる状態をつくることが重要です。

正常に連携できるかをテストする

実装後はテストデータを使用し、Step.2で設計した通りにデータが連携されるかを確認します。

たとえば、SATORIからCRM/SFAへ顧客情報を連携する場合は、次のような点を確認します。

  • SATORIで登録・更新した顧客情報が連携先の正しい項目に反映されるか

  • 会社名や部署、役職などのデータ形式が正しく変換されているか

  • スコアや行動データなど、営業が必要とする情報が想定通りに連携されるか

  • CRM/SFAからSATORIへの連携がある場合、対象データが正しく反映されるか

  • 想定したタイミングでデータが連携されるか

データが届いていることだけを確認するのではなく、「正しい顧客の、正しい項目に、正しい値が登録されているか」まで確認することがポイントです。

例外的なケースもテストする

SATORIとCRM/SFAの連携では、通常通り処理できるケースだけでなく、例外的なデータが発生した場合の動作も確認しておく必要があります。

特に確認しておきたいのが、重複データや項目の欠損、想定外の値が含まれているケースです。

たとえば、すでにCRM/SFAに登録されているメールアドレスと同じリードがSATORIから連携された場合、新規レコードとして登録されるのか、既存レコードが更新されるのかを確認します。また、必須項目が空欄だった場合や、連携先で許可されていない値が送信された場合に、どのような処理になるのかも確認しておきます。

APIやWebhookによる連携では、通信エラーやAPIの制限などによって処理に失敗する可能性もあります。そのため、エラーが発生したことを検知できるか、失敗したデータを再送できるか、どこでエラー内容を確認できるかといった運用面まで含めてテストしておくことが重要です。

本番運用を想定して最終確認する

技術的にデータが連携できていても、実際の業務で使えなければ十分とはいえません。本番運用を開始する前に、マーケティングや営業など、実際にデータを利用する担当者にも確認してもらいます。

たとえば、SATORIからトスアップされたリードを営業担当者がCRM/SFA上で確認し、「なぜこのリードが優先対象なのか」「直近でどのような行動を取っているのか」を把握できるかを確認します。

Step.3では、システム同士が接続できたことをゴールにするのではなく、Step.1で設定した目的を実現できる状態になっているかまで確認することが重要です。テストで問題が見つかった場合は、Step.2のデータ設計まで戻り、項目のマッピングや更新ルール、連携方法そのものを見直したうえで本番運用へ移行します。

Step.4:運用フローを構築し、社内の役割分担を明確にする

Step.4では、SATORIとCRM/SFAなどのシステム連携を、実際のマーケティング・営業活動に組み込むための運用フローを構築します。

システム上でデータを正しく連携できても、営業が連携されたリードを確認していなかったり、誰がデータを管理するのか決まっていなかったりすれば、連携の効果を十分に得ることはできません。そのため、「データが連携された後に、誰が、いつ、何をするのか」まで具体的に決めておくことが重要です。

連携後の運用フローを設計する

まずは、SATORIと外部ツールを連携した後の業務プロセスを整理します。

たとえば、SATORIで一定のスコアを超えたリードをCRM/SFAへ連携する場合は、「どの条件を満たしたら営業へ引き渡すのか」「連携されたリードを誰が確認するのか」「営業は何時間・何営業日以内にアプローチするのか」「対応結果をどこへ記録するのか」まで決めておきます。

マーケティングから営業への流れだけでなく、営業活動の結果をマーケティングへ戻す仕組みも必要です。商談化したのか、現時点では検討時期ではなかったのか、ターゲットと異なっていたのかといった結果をCRM/SFAに記録し、SATORI側のスコアリングやナーチャリング施策の見直しに活用できるようにします。

SATORIとCRM/SFAを一方向につなぐだけではなく、「マーケティングから営業へ情報を渡し、営業で得られた結果をマーケティング施策へ反映する」という一連の流れまで設計することが重要です。

エラー発生時の対応フローを決める

通常の業務フローに加えて、データ連携に問題が発生した場合の対応方法も決めておきます。

APIやWebhook、iPaaSなどを利用した連携では、認証エラーや通信エラー、APIの制限、データ形式の不一致などによって、一部のデータが正常に連携されない可能性があります。

そのため、「誰がエラーを確認するのか」「どのタイミングで確認するのか」「連携に失敗したデータをどのように特定するのか」「再連携が必要な場合は誰が対応するのか」といったルールをあらかじめ決めておきます。

あわせて、一定の頻度でSATORIとCRM/SFAの登録件数や主要項目を確認し、データの欠損や重複、意図しない上書きが発生していないかをチェックする運用も必要です。

部門ごとの責任範囲を明確にする

SATORI連携では、マーケティング部門だけでなく、営業部門や情報システム部門など複数の部署が関わることがあります。そのため、それぞれがどこまで責任を持つのかを明確にしておきます。

たとえば、次のように役割を分ける方法があります。

  • マーケティング部門:SATORIのセグメントやスコアリング、ナーチャリング施策の管理

  • 営業部門:連携されたリードへのアプローチ、商談状況や失注理由などの入力

  • 情報システム部門・システム担当者:APIやシステム連携の管理、認証情報や権限の管理、障害発生時の対応

特に重要なのが、データそのものの管理責任です。Step.2で決めた「どのシステムの情報を正とするのか」というルールに合わせて、誰がデータを更新し、誰が品質を確認するのかまで決めておくことで、運用開始後の混乱を防ぎやすくなります。

社内で運用ルールを共有する

最後に、連携後の業務フローやルールを関係者へ共有します。必要に応じてマニュアルを作成し、営業担当者には「SATORIから連携されたリードをどこで確認するのか」「どの情報を見てアプローチすればよいのか」「対応後に何を入力するのか」まで具体的に説明します。

システムの操作方法だけでなく、「なぜこのデータを入力する必要があるのか」まで共有することも重要です。たとえば、営業担当者がCRM/SFAに失注理由を入力することで、その情報をSATORIでの再ナーチャリングやスコアリングの改善に活用できることを理解してもらえば、入力する目的も伝わりやすくなります。

SATORIとの外部ツール連携は、システムを接続した時点で完了するものではありません。連携したデータが日々のマーケティング・営業活動で利用され、さらに現場で得られた情報が次の施策に活かされる運用まで構築することで、初めて連携の効果を継続的に得られるようになります。

Step.5:効果を測定し、連携方法と運用を継続的に改善する

Step.5では、SATORIとCRM/SFAなどの連携によって、Step.1で設定した目的やKGI・KPIをどの程度達成できているかを確認します。

外部ツールとの連携は、正常にデータが同期されていれば完了というわけではありません。連携した結果、マーケティングや営業の業務がどの程度効率化されたのか、商談や受注につながるプロセスが改善されたのかまで確認する必要があります。

連携による効果を測定する

まずは、Step.1で設定したKGI・KPIをもとに、連携前後で数値がどのように変化したかを確認します。

たとえば、SATORIで検知したホットリードをCRM/SFAへ連携している場合は、次のような指標が考えられます。

  • リード発生から営業への共有までにかかった時間

  • 営業へのトスアップ後、初回アプローチまでにかかった時間

  • トスアップしたリードに対する営業の対応率

  • MQLから商談への転換率

  • マーケティング施策経由の商談数・受注数・受注金額

  • CRM/SFAへの手入力やデータ更新にかかっていた作業時間

たとえば、CRM/SFAへの自動連携によってデータ入力の工数は減ったものの、商談化率が変わっていないのであれば、システム連携そのものではなく、SATORIから営業へ引き渡すリードの条件や、営業側の対応フローに改善の余地がある可能性があります。

反対に、商談数が増えていても手作業によるデータ修正が頻繁に発生しているのであれば、Step.2で設定した項目のマッピングや更新ルールを見直す必要があります。

このように、連携が「動いているか」だけでなく、「目的としていた成果につながっているか」という観点で評価することが重要です。

連携データの品質も定期的に確認する

効果測定とあわせて確認しておきたいのが、連携されているデータの品質です。

運用開始時には問題がなくても、SATORIやCRM/SFAの項目追加、入力ルールの変更、組織体制の変更などによって、徐々にデータの不整合が発生することがあります。

たとえば、次のような状態が発生していないかを定期的に確認します。

  • SATORIとCRM/SFAで同じ顧客が重複して登録されている

  • 本来連携されるべき項目が空欄になっている

  • CRM/SFAで更新した情報がマーケティング側で利用できていない

  • 連携エラーが発生したままデータが反映されていない

  • 営業担当者が必要とする情報がCRM/SFA上で確認できない

こうした問題を放置すると、データそのものへの信頼が低下し、次第に現場で利用されなくなる可能性があります。連携の稼働状況とデータの品質は、運用開始後も定期的に確認することが大切です。

運用で見つかった課題を連携設定へ反映する

実際に運用を始めると、設計段階では想定していなかった課題や要望が出てきます。

たとえば、営業から「SATORIのスコアだけでなく、直近で閲覧したページも確認したい」という要望が出た場合は、CRM/SFAへ連携する項目の追加を検討します。反対に、連携しているものの誰も利用していない項目があれば、連携対象から外すことも選択肢です。

また、当初はWebhookによる通知だけで運用していたものの、対象リードが増えて商談状況まで管理する必要が出てきた場合は、CRM/SFAとのデータ連携へ拡張するといった見直しも考えられます。

SATORIとの外部ツール連携は、一度決めた設計を使い続けるのではなく、事業や組織、データ量の変化に合わせて見直していくことが重要です。

Step.1で設定した目的・KPIを定期的に確認し、必要に応じてデータ項目や連携方法、スコアリング、営業へのトスアップ条件、運用フローを見直す。この改善サイクルを継続することで、SATORIと外部ツールを連携する効果を高めていくことができます。

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SATORI連携の活用例

SATORIと外部ツールを連携すると、マーケティングと営業の間で発生していた手作業を減らすだけでなく、顧客の行動を捉えて営業へ共有したり、営業活動で得られた情報をマーケティング施策へ活用できるようになります。

ここでは、SATORIとCRM/SFAやチャットツールを連携することで、BtoB企業の業務をどのように改善できるのか、具体的な活用例を紹介します。

活用例1:BtoB SaaS企業でSalesforceと連携する

課題

マーケティング部門ではSATORI、営業部門ではSalesforceを利用しており、それぞれのシステムに顧客情報が分かれていたケースです。

資料請求や問い合わせを獲得しても、営業担当者へ共有する際にSalesforceへ手作業で登録していると、入力に時間がかかるだけでなく、転記ミスや対応漏れが発生していました。

また、営業担当者がSalesforceだけを確認していたため、顧客が問い合わせ前にどのようなコンテンツを閲覧していたのか、どの程度サービスへの関心が高まっているのかを把握できないという課題もありました。

施策

SATORIとSalesforceを連携し、マーケティングで取得した顧客情報を営業が利用するSalesforceへ共有できる環境を構築しました。

たとえば、SATORIのフォームを通じて資料請求や問い合わせが発生した顧客の基本情報に加えて、SATORIで取得した行動データやスコアなど、営業がアプローチの優先順位や内容を判断するために必要な情報を連携。

さらに、Salesforceで管理している商談状況や受注・失注などの情報をマーケティング側でも活用できるようにすることで、リード獲得から商談・受注までをつなげて分析できる環境を整えました。

成果

SATORIからSalesforceへの手作業によるデータ転記を減らせたため、マーケティングから営業への情報共有にかかる時間や作業工数の削減を実現しました。

営業担当者も、顧客の属性だけでなくWeb上の行動やスコアなどを確認したうえでアプローチできるようになったため、どのリードから優先的に対応するかを判断しやすくなりました。また、Salesforceに蓄積された商談・受注データをマーケティング施策と紐づけることで、「どの施策で獲得したリードが商談・受注につながったのか」を分析し、SATORIのスコアリングやナーチャリング施策の改善にも活用できるようになりました。

活用例2:問い合わせ情報を営業へすばやく共有する

課題

SATORIのフォームから問い合わせを獲得していても、営業担当者が問い合わせの発生に気づくまでに時間がかかっていたケースです。

マーケティング担当者が問い合わせを確認してから営業へ個別に連絡する運用では、担当者が会議中だったり、ほかの業務に対応していたりすると情報共有が遅れてしまい、商談化率が伸び悩んでいました。特に、サービスの導入を具体的に検討している顧客からの問い合わせでは、こうしたわずかな遅れが営業機会に大きく影響している可能性がありました。

施策

SATORIのWebhookを活用し、問い合わせが発生した際に、営業担当者が普段利用しているチャットツールなどへ情報を共有する仕組みを構築。

通知には、顧客の氏名や会社名だけでなく、問い合わせ内容など、営業担当者が次のアクションを判断するために必要な情報を含め、さらに、「すべてのフォーム送信を通知する」のではなく、問い合わせや個別相談など、営業による早期対応が必要なアクションに絞って通知することで、重要な情報がほかの通知に埋もれにくい運用を実現しました。

成果

問い合わせの発生を営業担当者へすばやく共有できるようになったため、マーケティング担当者から営業担当者へ個別に連絡する手間を減らし、初回アプローチまでの時間を短縮しました。

また、通知の条件や対応ルールをあらかじめ決めていたため、「問い合わせがあったことは共有されていたが、誰も対応していなかった」といった対応漏れの防止にもつながり、商談化率が1.4倍になりました。

さらにCRM/SFAとの連携を組み合わせ、問い合わせ情報の登録、営業担当者への通知、対応結果の記録までを一連の流れとして設計したため、SATORIで獲得したリードを営業へ引き渡すだけではなく、その後の商談・受注まで追跡できる仕組みを構築しました。

まとめ

SATORIと外部ツールを連携することで、MAに蓄積された顧客情報や行動データをマーケティング部門だけでなく、営業をはじめとした他部門でも活用できるようになります。

特にBtoBマーケティングでは、SATORIとCRM/SFAを連携し、リード獲得からナーチャリング、営業へのトスアップ、商談・受注までのデータをつなげることが重要です。手作業によるデータ入力や部門間の情報共有にかかる工数を減らすだけでなく、顧客の検討状況を踏まえて営業がアプローチしたり、商談・受注データをマーケティング施策の改善に活用したりできるようになります。

SATORIには、Salesforceやkintoneとのデータ連携をはじめ、API、Webhook、iPaaSなど、外部ツールと連携するための複数の選択肢があります。どの方法が適しているかは、連携するシステムやデータ、必要な即時性、社内の開発リソース、予算などによって異なります。

そのため、最初から「APIで連携する」「iPaaSを使う」と手段を決めるのではなく、まずは「SATORIとの連携によって何を実現したいのか」を明確にすることが重要です。そのうえで、必要なデータと連携方向を整理し、項目のマッピングや更新ルール、どのシステムのデータを正とするのかまで設計してから、適した連携方法を選びます。

また、システム同士を接続できたからといって、SATORI連携が成功したとは限りません。連携されたリードに営業がいつまでに対応するのか、商談・失注などの結果をどのようにマーケティングへ戻すのか、連携エラーが発生した場合に誰が対応するのかといった運用まで決めておく必要があります。

運用開始後も、リード発生から営業アプローチまでの時間やMQLから商談への転換率、マーケティング施策経由の商談数・受注数などを確認し、連携設定やスコアリング、トスアップ条件を継続的に見直していくことが大切です。

さらに、将来的にBIツールや広告データ、CDP、データウェアハウスなどとの連携を検討する可能性がある場合は、現在必要なツール同士をつなぐだけでなく、今後どのようにデータを蓄積・活用していくのかまで考えておくと、ツールの追加や変更にも対応しやすくなります。

Sells upでは、これまで80社以上のBtoBマーケティングに携わってきた経験をもとに、SATORIをはじめとしたMAツールの活用から、CRM/SFAとのデータ連携、マーケティングと営業の業務フロー設計、運用開始後の改善まで支援しています。

SATORIと外部ツールの連携を検討する際は、まず現在利用しているシステムとデータの流れを整理し、「どのデータをつなげれば、マーケティングや営業のどの業務を改善できるのか」を明確にするところから始めてみてください。

よくある質問

ここでは、SATORI連携を検討・導入する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

プログラミング知識がなくても連携は可能ですか?

はい、可能です。公式データ連携オプション(Salesforce, kintone向け)や、iPaaS(Zapierなど)を利用すれば、プログラミング知識がなくても主要ツールとの連携を実現できます。ただし、APIやWebhookを用いた独自の連携や複雑な要件を実現する場合は、一定の技術知識や開発リソースが必要となります。

APIで連携するとはどういうことですか?

外部システムとAPI(Application Programming Interface)を介して、データを自動的にやり取りする仕組みのことです。SATORIのREST APIを使うと、リード情報やスコアなどのデータをプログラムで送受信でき、公式データ連携オプションでは対応しきれない独自の業務フローにも対応できます。

連携にかかる費用や期間の目安は?

選択する連携方法によって大きく異なります。

  • 公式データ連携オプション:初期費用(数十万円程度)と月額費用(数万円程度)が発生します。期間は設定作業含め数週間〜1ヶ月程度が目安です。(例:kintone公式の連携サービスは初期費用30万円〜、月額14.8万円〜。出典:サイボウズ公式サイト)

  • APIカスタム連携:開発規模によりますが、数十万円〜数百万円の開発コストがかかる場合があります。期間は要件定義・開発・テストを含めて1ヶ月〜3ヶ月程度が目安です。

  • iPaaS連携:ツールの月額利用料(数千円〜数万円)が発生します。期間は数日〜1週間程度で導入できるケースが多いです。

連携後にデータがうまく同期されない場合はどうすればよいですか?

まずは項目の型(テキスト・数値・選択肢など)や必須項目の設定が、SATORIと連携先システムで一致しているかを確認します。取引先や担当者などの参照関係が崩れていると、同期エラーの原因になりやすい点にも注意が必要です。エラー発生時に検知できる通知の仕組みをあらかじめ用意しておくと、不整合を早期に切り分けられます。

連携する際のセキュリティは大丈夫ですか?

SATORIは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO 27001認証を取得しており、セキュリティ対策に努めています。公式連携やAPI連携においても、認証情報の管理、アクセス権限の設定、通信の暗号化といったセキュリティ機能が提供されています。ただし、貴社側でも、APIキーの適切な管理や、アクセス制御に関する運用ルールを徹底することが推奨されます。

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株式会社Sells up 代表取締役
武田 大
株式会社AOKIにて接客業、株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)にて法人営業を経験後、株式会社ライトアップでBtoBマーケティングを担当。デジタルマーケティングエージェンシーを経て2023年に株式会社Sells upを設立。戦略設計・KPI設計を起点に、リードジェネレーション、ナーチャリング、MA/SFA活用、営業連携までBtoBマーケティングを一気通貫で支援。KGI逆算のKPI設計やリードスコアリングの統計的設計、営業連携SLAの構築を強みとし、業界・規模を問わず80社以上に提供。Account Engagement SpecialistおよびTableau Desktop SpecialistのSalesforce認定資格を保有。
保有資格Salesforce Certified Marketing Cloud Account Engagement Specialist/Tableau Desktop Specialist
専門領域BtoBマーケティング/リードジェネレーション/リードナーチャリング/マーケティングオートメーション/HubSpot導入活用支援/Account Engagement導入活用支援/Marketo活用支援/インサイドセールス/統計解析によるスコアリング設計/商談化率向上/マーケティングROI改善