MAツール成功事例7選|80社支援のSells upが課題別に分析
同じ成果を、自社でも再現できるか確認したい方へ
Sells upはBtoBマーケティング支援に特化し、これまで80社以上の支援実績を持ちます。 広告費10万円で月100件のリード創出、MA活用で問い合わせ10倍など、事例で紹介した成果は実際に支援した企業で起きたことです。 自社の課題に当てはめて何ができるかを、まずはお気軽にご相談ください。
MAツールの導入で成果が出ない企業の多くは「ツールの問題」ではなく「導入前の設計の問題」を抱えています。
Sells upはこれまで80社以上のBtoBマーケティング支援を行い、HubSpot・Account Engagement・Marketoに精通した担当者が直接、戦略設計からツール実装・効果測定まで一貫して支援してきました。
その経験から言えるのは、成否を分けるのはツールの選択ではなく、KPI設計・スコアリング設計・部門間連携の3つだということです。
この記事では、BtoB企業がMAで成果を出した7事例を課題別に分析し、Sells up自身の支援経験と照らし合わせながら「再現性のある成功の条件」を解説します。ROI算出の方法、スコアリング設計の考え方、ツール選定の基準、導入前のチェックリストまで、実務で使える形でまとめています。
Sells up支援事例:MAで成果を出した実績
他社事例の前に、Sells upが実際に支援したMA活用事例を紹介します。支援80社以上の中から、成果の因果関係が明確なものを抜粋しています。
支援事例1:MAゼロからの活用設計で問い合わせ約10倍|株式会社SmartHR
| 業種 | HRテック・BtoBアプリストア |
| 課題 | Account Engagementを導入済みだが社内に活用できる人材がおらず、メール文面が1〜2パターンのまま初期設定が未完了 |
| 施策 | アプリごとの市場調査→メール文面を20〜30パターンに拡充→フォーム・サンクスメール整備→Engagement Studioシナリオ設計→ウェブ行動ログ取得基盤の構築 |
| 成果 | 支援から1年間で問い合わせ数が約10倍に増加 |
Account Engagementの設定支援だけでなく、アプリごとの訴求メッセージの設計と、ユーザー行動に応じたシナリオの再構築が成果の起点でした。ツールが動いていても、メッセージとシナリオが設計されていなければ「自動化されるのは無関係なメールを送り続けること」だけです。
Account Engagementの活用設計についてはAccount Engagementのメール配信設計ガイド、スコアリングカテゴリの設計方法も参照してください。

支援事例2:マーケゼロからのKPI設計とMA導入で5年間の非連続成長|株式会社CLUE
| 業種 | ドローンSaaS(建設業界向け) |
| 課題 | 社内にマーケターゼロ。何から始めるかわからない状態 |
| 施策 | KPI設計→広告運用・LP改善→セミナー施策の再設計→Account Engagement+Salesforce導入・初期設定→オウンドメディア記事企画 |
| 成果 | 複数チャネルから安定的にリードを獲得できる仕組みを構築し、5年間の非連続な成長を実現 |
MAとSFAの連携設計(Account EngagementとSalesforceの双方向データフロー)を整備したことで、マーケティングから営業へのリード引き渡しがデータドリブンになりました。インサイドセールスから得た顧客インサイトをLPとメールシナリオに反映する循環も構築しています。
SFAとMAのデータ連携についてはSalesforceとAccount Engagementのリードスコアリング設計も参照してください。

BtoBマーケティングオートメーション(MA)成功事例7選・課題別分析
BtoBマーケティングオートメーション(MA)とは、リードの獲得・育成・選定・営業引き渡しというプロセスを自動化・可視化するツールおよび仕組みのことです。単なるメール配信ツールではなく、スコアリング・行動ログ取得・SFA連携を組み合わせることで、営業効率と受注率の向上を実現します。
以下では、BtoB企業がMAで成果を上げた7事例を課題別に分析します。単なる結果の紹介ではなく、「成功の再現性を高めるための組織的な工夫」に着目して解説します。
主要成功事例サマリー
| 課題分類 | 業界 | 企業名 | 主な成果 | 成功のポイント |
|---|---|---|---|---|
| 営業効率化 | 電機メーカー | NEC | メールクリック率7倍 | 営業フィードバックを基にしたスコアリング基準の継続的な見直し体制 |
| リソース不足解消 | システム開発 | 株式会社アイアットOEC | 商談数8倍(2名体制) | 定型フォロー業務からのスモールスタート |
| リソース不足解消 | ITコンサル | アーティサン株式会社 | 受注率9%→30% | MA導入を機に営業フロー全体を可視化・見直し |
| 新規リード獲得 | 製造業 | 株式会社関東製作所 | 年間問い合わせ3.5倍 | Webサイト訪問者を逃さない動線設計 |
| 新規リード獲得 | Webマーケ | G社 | 新規顧客獲得8倍 | リード獲得(SEO・Web)とMA育成を一気通貫で設計 |
| 営業手法最適化 | 建設サービス | TAKAYAMA | 新入社員が入社3ヶ月で受注 | MAデータ+インサイドセールスで営業プロセスを標準化 |
| 営業手法最適化 | 広告事業 | 表示灯株式会社 | 契約数前年比1120% | マーケ・IS・FSの共通KPI共有体制の構築 |
課題1:営業プロセスの属人化・非効率を解消した事例
事例1:NEC(電機メーカー)|スコアリング精度向上でメールクリック率が7倍に
| 課題 | 膨大なリードに画一的なメールを送り続け、開封率・クリック率が低下傾向 |
| 施策 | 属性(業種・役職)と行動(製品ページ閲覧・ホワイトペーパーDL)でリストを細分化し、関連性の高いコンテンツをセグメント配信 |
| 成果 | メールクリック率が従来比約7倍に向上。ホットリードの可視化が進行 |
| 成功要因 | 営業部門のフィードバック(どのリードが商談化・受注したか)を収集し、スコアリング基準を継続的に見直す体制を構築 |
参照:Oracle Marketing Cloud導入事例:日本電気株式会社様
Sells upの視点:スコアリングは「行動の足し算」から「統計的アプローチ」へ
多くの企業が「資料ダウンロードで10点」「料金ページ閲覧で5点」という担当者の主観に基づいた設計に留まっています。この方法では、営業が求める「受注確度の高いリード」を正確に抽出することは困難です。
Sells upでは、過去の受注データ(SFA/CRMのデータ)とMA上の行動データを掛け合わせ、「どのような行動パターンをとったリードが受注につながりやすいか」を統計的に解析するアプローチを推奨しています。相関分析や回帰分析を用いて「特定の業界のリードが、導入事例Aとウェビナー Bを視聴した場合、受注率が平均の3倍になる」といった相関関係を特定し、スコアリングモデルに反映させます。
統計的スコアリング設計の詳細についてはスコアリングを「感覚」から「データ」に変える:統計的スコアリング設計の考え方を参照してください。また、スコアリングの全体設計についてはリードスコアリングとは?BtoB担当者が最初に理解すべき仕組み・設計・営業連携の全体像も合わせて参照してください。
課題2:リソース不足を自動化で乗り越えた事例
事例2:株式会社アイアットOEC(システム開発)|担当者2名体制で商談数を8倍に増加
| 課題 | マーケ担当とインサイドセールス担当の計2名で複数商材を拡販。リードフォローが追いつかず機会損失が発生 |
| 施策 | 無料トライアル顧客へのステップメール自動化。商材ごとにシンプルなシナリオを設計し、検討段階に合わせた情報提供を仕組み化 |
| 成果 | 商談数が従来の8倍に増加 |
| 成功要因 | 最も工数がかかっていた「定型的なフォロー業務」から自動化をスモールスタート。担当者はコンテンツ企画・データ分析に集中できるようになった |
事例3:アーティサン株式会社(ITコンサル)|業務プロセス見直しと自動化で受注率9%から30%へ
| 課題 | 問い合わせ後のフォローが属人化し、対応漏れ・遅延が発生。受注率9%で伸び悩み |
| 施策 | MA導入と同時に問い合わせ〜商談化までの業務プロセスを可視化・見直し。シナリオメールによるフォロー自動化と、属性・興味関心に応じたコンテンツレコメンドを構築 |
| 成果 | 問い合わせ数2倍、受注率9%→30%に向上 |
| 成功要因 | ツール導入ではなく、MAを「属人的な業務フローを標準化する機会」として捉え、営業フロー全体を再設計した点 |
参照:問い合わせ数が2倍、受注率も9%から30%に大幅アップ!|アーティサン株式会社様(BowNow)
課題3:新規リード獲得をWeb起点で加速させた事例
事例4:株式会社関東製作所(製造業)|Webサイトの動線改善で年間問い合わせ数が3.5倍に
| 課題 | Webアクセスはあるが、問い合わせ・資料請求に至らない(CVRが低い) |
| 施策 | MAのトラッキング機能で訪問者の行動履歴を可視化。特定ページ閲覧者に対してポップアップで関連資料・セミナー案内を提示 |
| 成果 | 年間問い合わせ件数が100件→350件以上(3.5倍)に増加 |
| 成功要因 | ユーザーの関心が高まった瞬間を捉えて次のアクションを促す動線設計 |
事例5:Webマーケティング事業 G社|WebコンテンツとMA連携で新規顧客獲得数を8倍に
| 課題 | Webサイト経由でのリード獲得施策が体系化されておらず、コンテンツが点在 |
| 施策 | Webサイトリニューアルと同時にMA導入。SEOを意識したコンテンツ拡充と、獲得リードへのナーチャリングシナリオを一気通貫で設計 |
| 成果 | 新規顧客獲得数が8倍に増加 |
| 成功要因 | リード獲得(Web施策・コンテンツ)とリード育成(MA)を分断せず、統合的に設計した相乗効果 |
課題4:営業手法を最適化した事例(インサイドセールスとの連携)
事例6:TAKAYAMA(建設サービス)|インサイドセールス+MAで新入社員が入社3ヶ月で受注
| 課題 | 営業プロセスが属人化。新人教育に時間がかかり、ベテランのノウハウが標準化されていない |
| 施策 | インサイドセールス部門の立ち上げと同時にMA導入。MAで抽出した確度の高いリードにインサイドセールスが架電する体制を構築。行動履歴の可視化で事前準備を充実 |
| 成果 | 新入社員が入社3ヶ月で140万円の受注を獲得 |
| 成功要因 | MAによる客観的なデータと人的アプローチの組み合わせが営業プロセスを標準化し、経験の浅いメンバーでも成果を出せる体制を構築 |
参照:MA導入後3ヶ月で新入社員が140万円の受注を獲得!|TAKAYAMA様(BowNow)
事例7:表示灯株式会社(広告事業)|全社的な営業プロセス最適化で契約数前年比1120%
| 課題 | 訪問主体の営業スタイルで新規開拓の効率が悪く、成果の予測が困難 |
| 施策 | MAによるナーチャリング→インサイドセールスのタイムリーなフォロー→確度が高まったらフィールドセールスが訪問という分業体制(The Model型)を構築 |
| 成果 | 契約数が前年比1120%を達成 |
| 成功要因 | マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールスが共通KPI(MQL数・商談化数・受注数)を共有する体制整備と、経営層のコミットメント |
参照:営業方法を変えただけで契約数が前年比1120%に!|表示灯株式会社様(BowNow)
成功事例から導き出す、BtoB MA導入・運用「成功の3原則」
7事例と2つのSells up支援事例を横断して分析すると、MA導入で成果を出している企業に共通する3つの原則が見えます。
原則1:事業目標から逆算した目的設定とKPI設計
MA導入で成果を上げている企業は「MAを使って何を実現したいのか」を明確に言語化しています。目的が曖昧なまま導入すると、多機能なツールのどの機能を使うべきか判断できず、「高価なメルマガツール」で終わるリスクがあります。KGIとKPIの設計方法についてはマーケティングオートメーションのKPI設計も参照してください。
事業目標からKPIを逆算する際の代表的なパターンは以下の通りです。
- 商談化率の向上を目的とする場合:KGI=受注額・受注件数、KPI=MQL創出数・MQLからの商談化率・商談化までの期間
- 休眠リードの掘り起こしを目的とする場合:KGI=休眠リードからの受注額、KPI=休眠リードのアクティブ化率・再商談化数
- 営業生産性向上を目的とする場合:KGI=営業担当者一人あたりの売上高、KPI=ホットリードへのアプローチ率・リードフォロー工数の削減時間
原則2:マーケティングと営業の連携体制の構築
BtoBマーケティングの成果は最終的な受注で測られるため、マーケティング部門と営業部門の連携強化が不可欠です。MQLの定義を明確にし、営業部門と認識を合わせることが連携の基盤となります。
MQL定義の標準化手順は以下の通りです。
- Step.1 現状分析:過去の受注データと営業へのヒアリングから「どんな属性・行動のリードが受注しやすいか」を分析する
- Step.2 MQL基準の仮設定:分析結果に基づきスコアリング基準と引き渡し基準を設定する
- Step.3 営業部門とのすり合わせ:設定した基準を営業に提示し「この基準で抽出されたリードはフォローしたいか」を確認する
- Step.4 定期的な見直し:実際の商談化率・受注率を見ながら定期的に基準を見直す
Sells upの視点:連携のポイントは「データ基盤の統合」と「データガバナンス」
マーケティングと営業の連携を仕組み化するには、MQL定義の明確化に加え、MAとSFA/CRM間のデータ連携基盤の構築が不可欠です。MA側で把握した「リードの興味関心やWeb行動履歴」をSFA側に連携し、逆にSFA側の「商談進捗や失注理由」をMA側にフィードバックする双方向のデータフローを設計することが建設的な連携の基盤となります。
また連携させる際には、リード情報の重複(名寄せ)ルールの設定や各項目の入力規則の統一など「データガバナンス(管理ルール)」の設計が重要です。データが正しく管理されていない状態では、精度の高い分析や連携は実現できません。SFA連携の設計についてはSalesforceとAccount Engagementのリードスコアリング設計も参照してください。
原則3:顧客理解に基づくシナリオ設計とコンテンツの活用
どれほど優れたツールを導入しても、顧客のニーズに合致した情報がなければ成果につながりません。シナリオ設計とコンテンツの両輪が必要です。
最初から複雑なシナリオを組む必要はありません。スモールスタートで始め、データをもとに段階的に拡張していくことが運用定着のポイントです。シナリオ設計の考え方についてはナーチャリングのよくある間違いと正しい設計の考え方を参照してください。
MA運用開始前に最低限準備すべきコンテンツは以下の3層です。
- 検討初期(情報収集層)向け:業界動向レポート・初心者向けガイド・チェックリスト
- 検討中期(比較検討層)向け:導入事例集(業界別・課題別)・製品比較資料・機能詳細資料
- 検討後期(意思決定層)向け:よくある質問(FAQ)・導入の流れ・料金表
Sells upの視点:コンテンツ不足は「再利用」で解消する
MA運用における「コンテンツ不足」は多くの企業が直面する課題です。ゼロから継続的に新しいコンテンツを作成するには多大なリソースが必要です。重要なのは既存のコンテンツ資産を「再利用する」という考え方です。1本のウェビナー資料を基に、ブログ記事・チェックリスト・導入事例など複数の形式のコンテンツに展開する手法は、Sells upの支援現場でも頻繁に活用しています。コンテンツの再利用戦略については「コンテンツがない」は本当か|ナーチャリングに使える素材の見つけ方と再活用の考え方も参照してください。
MA導入のROI(投資対効果)の見積もり方
MAツールは高額な投資となるため、導入検討段階でROIをどのように見積もるかが重要です。
ROI計算の基本式
ROI =(MA導入によって得られた利益 − MA導入・運用コスト)÷ MA導入・運用コスト × 100(%)
MA導入による利益は「売上向上効果」と「コスト削減効果」の2軸で見積もります。
- 売上向上効果:現状KPI(リード数・商談化率・受注率・平均受注単価)を把握し、MA導入後の改善予測値を設定して将来的な売上増加額を算出する
- コスト削減効果:現在手作業で行っているメール配信・リスト作成・フォロー架電の工数を算出し、自動化による削減分を金額換算する
ROIシミュレーション例
従業員150名の中堅SaaS企業の場合を例示します。
| 現状 | リード数10,000件・商談化率5%・受注率20%・平均受注単価100万円→年間売上1億円 |
| MA導入後(予測) | 商談化率が5%→8%に向上→予測年間売上1億6,000万円(売上増加額6,000万円) |
| MA導入・運用コスト(年間) | ツール費用400万円+運用人件費600万円=合計1,000万円 |
| ROI | (6,000万円 − 1,000万円)÷ 1,000万円 × 100 = 500% |
重要なのは現実的な改善予測値を設定し、運用開始後も実績値を計測して精度を高めることです。
BtoB向けMAツールの選定と導入プロセス
BtoBで活用される主要なMAツールの特徴と選定の考え方を整理します。Sells upはHubSpot・Account Engagement・Marketoのすべてに支援実績を持ち、それぞれの特性に応じた活用設計を行っています。
主要MAツール比較
| ツール名 | 特徴 | 費用感 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| HubSpot Marketing Hub | リード獲得からナーチャリング・効果測定までオールインワン。無料CRM基盤上に構築されSFA・CSツールとの連携もスムーズ | 中〜高 | 中小〜大企業。マーケと営業を一元管理したい企業 |
| Account Engagement(旧Pardot) | Salesforceとの連携に優れる。BtoB向け機能が充実。スコアリング・Engagement Studioによるシナリオ設計が強力 | 高 | Salesforce導入済みの企業。複雑なシナリオを組みたい企業 |
| Adobe Marketo Engage | 多機能で拡張性が高く、大規模データや複雑なシナリオに対応可能。グローバル企業・大企業での実績が豊富 | 高 | 大企業・グローバル展開企業。高度なカスタマイズが必要な企業 |
| 国産MAツール(SATORI・BowNowなど) | シンプルなUI/UX。導入コストが比較的安価 | 低〜中 | スモールスタートしたい中小企業 |
各ツールの詳細な活用方法については以下の記事も参照してください。
- HubSpot導入・活用支援サービス
- Account Engagement導入・活用支援サービス
- Marketo活用支援サービス
- Account EngagementのランディングページとフォームをMA連携で設計する方法
- MAツール活用支援の全体像
ツール選定の5つの観点
- 機能要件:自社が実現したいこと(高度なスコアリング・SFA連携・LP作成機能)に必要な機能が備わっているか
- 費用感:初期費用・月額利用料が予算に見合っているか。リード数に応じた従量課金制かどうかも確認
- 使いやすさ:運用担当者がストレスなく操作できるか。デモやトライアルで確認する
- 連携性:現在利用しているSFA/CRMや他のシステムとスムーズに連携できるか
- サポート体制:導入支援や運用サポートが充実しているか
MA導入の標準プロセスと期間目安
- Step.1 準備フェーズ(1〜2ヶ月):目的・KPIの設定、現状課題の洗い出し、運用体制の構築、MQL定義の検討
- Step.2 ツール選定・契約(1ヶ月):機能比較、ベンダーとの打ち合わせ、契約
- Step.3 設計フェーズ(1〜2ヶ月):シナリオ設計、スコアリング設計、コンテンツ準備、データ移行計画
- Step.4 実装フェーズ(1ヶ月):初期設定、SFA/CRM連携設定、トラッキングコード設置、データインポート
- Step.5 運用開始・改善フェーズ:施策の実行、効果測定、定期的な見直し(PDCA)
導入から運用定着までの期間目安は3〜6ヶ月です。
BtoB MA導入のよくある失敗事例と解決策
失敗1:運用が属人化し、担当者不在で形骸化する
特定の担当者に依存した運用は、異動・退職で施策が止まるリスクがあります。解決策は、MA運用のマニュアル・設計書(シナリオ設計の意図・スコアリングの根拠)をドキュメント化し、メイン・サブの複数人体制で運用することです。
失敗2:スコアリングの基準が曖昧で、営業が活用できない
マーケ主観のスコアリングは「スコアは高いのに商談化しない」という問題を生みます。解決策は、スコアリング基準設定に営業部門の意見を必ず取り入れ、過去の受注データを使った統計的アプローチで客観的な基準を設定することです。詳細は統計的スコアリング設計の考え方を参照してください。
失敗3:コンテンツ不足でナーチャリングが停滞する
MAを導入したものの配信コンテンツが不足し、画一的なメルマガ配信しかできなくなるケースです。解決策は、既存コンテンツ(営業資料・過去のウェビナー資料)の棚卸しとリパーパス(再利用)を積極的に行うことです。ナーチャリングにおけるコンテンツの作り方についてはナーチャリングの成果指標の選び方と改善サイクルも参照してください。
Sells upの視点:MA導入は「ツール選定」ではなく「業務改革プロジェクト」
失敗の多くは「ツールを導入すれば課題が解決する」というツールありきの思考に起因しています。成功企業はMAを単なるツールではなく、組織全体で取り組む業務改革プロジェクトとして捉えています。ツールの選定以前に、「目的の明確化」「部門間の連携強化」「運用体制の構築」という導入前の準備フェーズに十分な時間をかけることが失敗を回避するために重要です。
MA導入準備チェックリスト
以下の項目について、自社の現状を確認してください。チェックが少ない場合は、MA導入前に基盤整備が必要です。
リード資産・データ管理
- □ 過去に獲得したリードがデジタルデータとして蓄積されているか(目安:1,000件以上)
- □ 月間である程度の新規リードを安定的に獲得できているか(目安:100件以上)
- □ リード情報が正しく管理され、名寄せ・データクレンジングが済んでいるか
コンテンツ資産と作成体制
- □ 自社の強みや製品・サービスを説明できる資料があるか
- □ 顧客の検討段階に合わせて利用できるコンテンツが3つ以上あるか
- □ 定期的にコンテンツを作成またはリパーパスできる体制があるか
運用リソース・部門間連携
- □ MA運用の主担当者をアサインし、週に5時間以上の工数を確保できるか
- □ マーケティング部門と営業部門が定期的に情報交換を行う場があるか
- □ MQLの定義について部門間で議論を開始できる状態か
- □ 経営層がMA導入の目的と重要性を理解し、長期的な視点で支援してくれるか
チェックが少ない場合でも、どこから手をつければよいかわからない場合は、Sells upへの相談からスタートすることも有効です。80社以上の支援経験から、現状の課題と優先すべき施策の整理を初回無料でお伝えします。
まとめ:MAで成果を出すために再現すべき5つのポイント
- 事業目標から逆算してKGI・KPIを設定する:「MAで何を達成するか」を数値で定義してから導入に進む
- スコアリングを統計的アプローチで設計する:主観的な点数付けではなく、過去の受注データを使った客観的な基準を作る
- マーケティングと営業の間にデータフローを設計する:MQL定義の合意とSFA/CRMとの双方向連携が連携の基盤
- シナリオとコンテンツをスモールスタートで構築する:最初から完璧を目指さず、既存資産の再利用から始める
- MAを業務改革プロジェクトとして捉える:ツールではなく、組織の仕組みを変えることが成果の源泉
MA活用に関するBtoBマーケティング全体の戦略設計については以下の記事も参照してください。


同じ成果を、自社でも再現できるか確認したい方へ
Sells upはBtoBマーケティング支援に特化し、これまで80社以上の支援実績を持ちます。 広告費10万円で月100件のリード創出、MA活用で問い合わせ10倍など、事例で紹介した成果は実際に支援した企業で起きたことです。 自社の課題に当てはめて何ができるかを、まずはお気軽にご相談ください。
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